ヨガの先生になるためにインドでヨガスクールを探す方法

インドのヨガ教師養成コース(TTC)はどのように選べば良いのでしょうか?インドには何百ものヨガTTCがあり、それらから自分にあったコースを選ぶのは至難の技です。また、何を良し悪しとするかは個人によって違うため、インドのヨガコースを探す際には自分の基準、価値観をしっかち持つ必要があります。本記事ではそれを探すヒントになるものを説明します。

インドでヨガ教師養成コースを探す方法

万人に合う完璧なトレーニングはない

冒頭にも述べたように、個人によって求めるもの、良し悪しの基準は異なるため、全員に最高で完全といえるヨガスクールというものはインドだけでなく世界に存在しません。しかし、それぞれのスクールで皆さんのヨガライフの経験になり、人生を変える経験にもなり得ます。ヨガスクールを選ぶ際には自分が求めるヨガの形、イメージをしっかり持つことが大切です。

ヨガを学ぶ目的を明確にすること

心を聞くことができるようにするには、あなたが本当に何を望んでいるのかを理解することがスタートです。以下の質問はそれを理解するサポートになります。
・ヨガの教師養成コースを探している動機は何ですか?
・あなたはなぜヨガの先生になりたいのですか?
・ヨガの先生になってからすぐに教え始めますか?
・アーサナの調整に焦点を当てたトレーニングをお探しですか?
・多くの理論を持ったトレーニングをお探しですか?
・むしろより精神的な経験を探していますか?

ヨガを学んだ先に何を目指すか

TTCの後に何をするか決まっていますか?もしヨガの先生になりたいのであれば、すぐに教えたほうが良いでしょう。これを行う最善の方法は、通っているヨガのTTCのアシュラムや学校でボランティアをすることです。TTCを受講した同じ学校でヨガを教えることは、どこでスクールを立ち上げるのが快適で立地が良いのか、利害することができます。したがって、このような将来的なプランがある場合、ヨガのTTCを見つけるための一つの基準になります。そのスクールのスタッフもサポートしてくれるでしょう。

推薦を得る

友人や知人がヨガコースを終えた後、ヨガの先生やスクールについて話し、トレーニングについて感想を聞いてください。彼らはあなたにそれを勧めるでしょうか。勧めるとしたなぜ勧めるのでしょうか。また、先生や友人からの推薦が見つからない場合は、インターネットで探すことができます。
インターネットで情報を見つけられた場合、ヨガの教師養成コースを実施する予定の学校、アシュラム、ヨガの先生について調べましょう。これは手間のかかる作業ですが、適切なスクール選び、先生選びに最良の方法です。

これは始まりにすぎない

あなたがインドで見つけるヨガの教師養成コースのほとんどは、おそらく1ヶ月間の集中コースです。1ヶ月でヨガの先生になるには不十分であると言う人もいますが、1ヶ月で適切なトレーニングを受けることで、ヨガの先生になるための手助けをすることができます。ヨガの教師養成コースを受けたからといって良い教師になれるわけではありません。良い教師になるための方法は、教えることだけです。TTCはヨガの先生になるためのツールを提供するだけです。教える技術はヨガを教える時間、その方法を考える時間によって洗練されていきます。これを念頭に置いておくと、完璧なTTCを見つける必要がないこと、そしてこれが終わりのないヨガ教育の始まりにすぎないことを理解すできると思います。

ポジティブに焦点を当てる

学校やアシュラムについての情報を探してい時には、おそらくそれらについての否定的なコメントも目にすることがあると思います。どれほど優秀な指導者でさえ悪い評判を得る可能性があることを忘れてはいけません。ネガティブな情報がスクール決定の際の意思決定に影響を与えないようにしてください。どのスクールにも一長一短はあります。スクール選びに重要なことだけに集中し、あとは直感に従うだけです。

予算を試算する

ヨガの教師養成コースは非常に高価なことがあります。インドでの生活費を考えれば、おそらく高額になります。しかし、費用にとらわれてはいけません。安かろう悪かろうというようにやはり高価なものは高価なだけの理由があるのです。これは費用ではなく、投資だということを忘れてはいけません。まずは価格よりも本当に自分に合っているスクールか、なりたい未来を実現できる環境があるかというのを考える必要があります。

インドで感じた食事と人生のつながり

インドの食事

新鮮な食材が豊富

混沌としたインドという国に来て毎回驚くことは食材がフレッシュなことです。特にインド人にとって、スパイスの鮮度はとても大切なことです。スーパーマーケットや商店でたくさん並んでいるいる箱入りスパイスの製造年日をチェックすると大抵パックしてから3ヵ月未満なのです。それだけ、商品の回転も速いのでしょう。各家庭でもスパイスの鮮度が重視されていることが伺えます。

インドの家庭では、カルダモンや、スターアニス(八角)、クローブ(丁子)などの種子系スパイスはスパイスひき屋さんにひいてもらったり、料理する直前にすりつぶすというのが一般的です。パウダー状になってしまったものでは、スパイスに慣れていない私達には気付かないようでも、インド人には香や成分に乏しく感じられるそうです。
麦やミレット(ひえ、粟、キビ等の英語名での総称)なども、鮮度が重要!ひいて、粉にしてから時間の経ったものは風味に欠けるのです。

それゆえインドで食べるチャパティがおいしい理由は、粉の鮮度にあるのです。ミルクもスパイスも新鮮だからチャイスタンドのチャイがおいしいのです。味だけでなく、風味を楽しむのがインドの食です。それを手で直接触れて口にする。インドでの食事では、スワディシュターナチャクラ(味覚)と共に、ムーラダーラチャクラ(嗅覚)とアナハタチャクラ(触感)がいつもより 刺激されてることに気がつきましたか?

カロリー計算ではなく消化重視

私達が日頃、便秘や下痢になったり肥満になることはインドのアーユルヴェーダでは「未消化」による「アーマ(不純物)」が原因とされています。私達が口にするものは消化されて初めて、吸収され、残ったものが排泄することができますが、消化が不十分だと、食べ物が消化管を通っていかず体に長く滞留し、それが毒(アーマ)に変わるのです。

インドでは身体や排泄に不調を来たすのは、「自分の処理能力を越えた食べ物」という概念が浸透しており、消化を助けるための工夫が食べ方や調理法でそこここに見られます。毎食といっていい程出会うクミンや、レストランの会計時にサービスされるフェンネル等は消化促進の代表的なスパイスです。日本では牛乳やバター、マーガリン(食べれるプラスチック)等を製造販売すると国から補助金が出るのですが、ギーやバターミルク等は対象外なので、日本ではあまり製造されていないため、なじみがありません。しかし、ギーやバターミルクという乳製品は消化と栄養吸収にたいへん優れているもさることながら、その味はたいへん美味。インドの食卓でいつでも見かけるものです。

不要物をとらずカロリーを摂る

西洋文化で一般的なカロリー計算というのは、単なる目安に過ぎず、人間の身体は「△△カロリー食べたから肥る」という単純なものではありません。
例えば同じ500キロカロリーのコンビニのお弁当と普通の白ご飯を比較してみましょう。コンビニのお弁当にはたんぱく質や炭水化物だけでなく、多くの脂質や繊維が含まれており、これを消化し、自分の身体に有用なエネルギーになるまで分解するために、多くの種類の消化酵素が必要となります。

一方、ご飯では単一品目のために消化酵素が少なくて済み、消化器官にかかる負担も少ないためにより多くの量を消化できるという訳です。加えてコンビニのお弁当の場合、保存料や着色料といった本来ヒトが口にすべきでないものがたくさん入っておりこれが一層消化を困難にし、消化しきれなかったものが身体に蓄積し肥満を呼びます。壊せないもの、排泄できない不要物が身体にたまった結果、肥満になるのであって、カロリーが高いために肥るのではありません。消化ベースの考え方というのは、モノをどんどん売りたい消費社会とは逆行するもので現代日本ではあまり一般的ではありません。消化できる量をというのは、ヒトそれぞれまた体調によって大きく変化するものです。インドでの食事を通して本来の自分の消化力に目が向くようになるでしょう。

霊性を感じて生きる

ベジタリアンの国インド

インドは台湾やバリ島と並んでベジタリアン天国と呼ばれる程、菜食主義のためのオプションが多く、配慮もなされている土地です。ヨギが増え、健康な食生活のためとに色んなダイエット(食餌法)が脚光を浴び始めた日本ですが、米国食肉産業支援のための奴隷と化しているフード業界では動物の肉や肉のエキスの入ってないメニューを探すのがまだまだ難しい状況です。比べてインドでは常に菜食主義者用のメニューというのが用意されていることや、菜食主義者が誤って肉を口にすることのないように線引きが明らかで、各々の選択肢が尊重されています。初めてのお宅に招待される際は、食事の傾向を尋ねられることでしょう。

インド人が肉食をしない理由

菜食主義者の多いインドでも「肉食をしない理由」というのは様々です。育成過程で化学肥料や抗生物質などのクスリ漬けになった動物の死肉によって身体を汚染したくない。や、肥りたくない。といったような健康志向型や、動物の死肉によって自分の纏うエネルギーが高次元に上がらない。という波動重視型。殺されるためだけの生命を作るシステムに加担しない。というカルマ思考型など。私は菜食主義者だという人々によくその理由を尋ねるのですが、一度ブラフマー層の友人の母親が「私達はヒトの見本になる存在として産まれているから(肉食しないの)です。」という答えを聞いたときには頭の下がる思いでした。

ヨガを深めてゆく上で避けては通れない概念「アヒムサ(非暴力)」と多くの犠牲の上に自分の存在が成り立っているというパラドックス。
「動物の肉を食べる/食べない理由は何か?そして、その選択による影響は社会や個人のたましいにどのように作用しているか」という問いかけから、自分以外の生き物とのつながりや、社会とのつながりの中にある宇宙の法則が必然的に見えてくることでしょう。

まとめ

「食べること」を通して、自分自身の内と外へのつながりを見つめ気付くことのできる国インド。日本のモノゴトを型にはめた見方を飛越えて、社会の実相を見つめ、たましいの声に耳を傾けにインドの濃密な空気の中へ自身を浸しにゆきませんか?インドの食事はあなたのたましいを解き放つ鍵を授けてくれるはずです。インドは食と生のつながりをダイレクトに感じる国なのです。

ヨガインストラクターがレッスンで大切にしているポイント

ヨガを初心者に教える上で大切にしているポイント

ヨガの父の教え

「あなたが教えたいことではなく、生徒が必要なことを教えなさい。」というのはクリシュナマチャリア氏の言葉です。
(クリシュナマチャリア;現代ヨガの父と言われる彼は、20世紀のヨガの基盤を築く、パタビジョイス氏(アシュタンガビンヤサヨガの始祖)やB.K.Sアイアンガー氏等多くの弟子を世に輩。南インドチェンナイにある彼のヨガスクールは今年急逝された息子のデシカチャール師を経て今もインド国内外からたくさんの生徒に愛される。
(http://kym.org/Beta/category/upcoming-events/)

自分の知っていることをただ伝えたり、知識の供覧をするのではなく、その生徒が今、必要としていることを、彼が理解できる言葉で伝えるというのはとても大切です。これは誰とでもどのようなコミュニケーションとる時にも言えることです。まず相手を知ること、相手にあった言葉を選ぶことが重要<>なのです。

生徒が自分自身と向き合う環境を作る

ヨガとは本来治療的であり、1対1で教えられるべきものとされてきましたが、近年の消費社会の流れではグループクラスが一般化しています。そんな時、一人ひとり生徒とコミュニケーションを図れる時間は限られています。
骨格が異なれば、言葉の理解力も様々な人たちがひとつのインストラクションを共有することになるのですが、全員が同じ練習をすべきではありません。形式張ったインストラクションが全ての人に通用する訳ではないという意味です。骨格によって必要なアクションは全く異なるのです。皆がロボットのような画一的な動きをするクラスにしないためには、「自身の肉体を呼吸をエネルギーを感じる」ことに敏感に積極的になってもらいます。
今、自分に何が起こっているのか?
右と左はどんな差があったのか?
動きによってどんな影響が呼吸に出ているのか?
どのような思考が自分を通っていくのか?
「現在」の自分に気がついている上で、このままここにとどまるのか、これより先すすむのか。
これらを自身で決断してもらいます。この決断の判断力は経験によって培われるもので、その土壌のない初心者のためにできることを挙げてみましょう。

ヨガレッスンのクラスづくりで大切なこと

既存の知識をひけらかすのではなく、「今この瞬間」にある情報(生徒の身体、個性、感情や場の空気)に深く身を浸し、この場で最善の行動をひとつひとつ先生として選びながらクラスづくりを行います。

必要な時に側にいる感覚

まず、初心者の生徒さんには自分の近くにきてもらうか、クラス中、彼らのマットの側へアクセスしやすい道を自分の内に作りましょう。周りの人を真似て、無理をしてしまったりしないよう、息を詰めたりしないよう、「力を抜くこと」「強張った部位を緩めること」彼らの無意識に光を当て、彼らのレベルでできる事を提案し続けます。

日本人の生徒さんには唇をかみしめて、アサナをとっている人が本人達はきづいてないのですが本当に多いのですよ。面白いことにこれは日本人に顕著に見られる癖なのです。国民性でしょうか?先生が側に来てくれる。個人的に声をかけてくれる。ということは安心感や彼らの自信につながります。「つながっている」という感覚を大切にしましょう。

ポーズだけにとらわれないことを理解させる

アサナはヨガという壮大なアートの内のほんの小さな断片でしかありません。ヨガのポーズができた/できなかったからと言って、人生が変わる訳ではありません。大切な事は、「取り組む姿勢」と「精神の状態」です。アサナは瞑想への準備段階に過ぎず、ポーズというツールを通して自分の内にある、執着や嫌悪、恐怖といった「思考の種」を見つめていくものです。アサナを見本と似たような形にすることがヨガのゴールではないということを必ず初心者には理解してもらいましょう。「比べる」「ジャッジする」「優劣をつける」ということはとても愚かなことで、真の美しさを見失い、本質から離れていってしまいます。この概念をマットの上で練習し、実生活へも応用し、モノゴトの本質に直に触れる能力を養うことで、人生の甘露に触れることができるでしょう。

生徒への観察眼を大切にする

アサナを観る時は、「下から上へ」が原則

土台の安定しない場所に堅固な建物は建ち得ません。アサナも同様に大地との接点が全ての鍵です。どれほど安定して根付くことができるか、というのが強さと可動域を作る第一の要素です。生徒がアサナをとるのに難しいと感じるとき、それがどこから来るものかを先生は見つけてあげましょう。また、柔軟性に欠けると感じているようならば、その硬さは筋肉の緊張によるものか、産まれ持っての骨格によるものかを教えてあげましょう。筋肉の緊張は時間をかけることによって緩めることができますが、骨と骨とがぶつかり合う関節の形による動きの限界は一生変えることのできないものです。初心者の生徒が、間違った身体の使い方や過伸展の癖を悪化させないためにも、理想の形を追うのではなく、「身体の個性」を知った上での個別のアドバイスとアジャストを提供しましょう。また、肉体の身体だけでなく、その日の体調に伴う、精神状態や感情面も含めて生徒のエネルギーレベルと向き合ったクラスづくりを心がけます。

ヨガに抵抗感がある人へのアプローチ

「汚れた人程お風呂に入る必要があるのと同様に、カラダの硬い人程ヨガをする必要がある」というのは、私の先生の尊敬する先生の1人ピーター・クリフォードの言葉です。

モノゴトを有利と捉えるか、不利と捉えるかはその人次第です。苦手意識を持ってしまうと、細胞が精神に従うために、自ら身体をうまく使えなくしてしまい、状況を好転させることが難しくなってしまします。身体がカタイというのは、単なる状況でそれがその人の幸と不幸や、良い悪いとは全くの無関係です。身体の硬さには たくさんの利点があり、怪我から身を守ることや、関節の柔軟性の高い人にはなかなか見出せない「関節の力に頼らず、筋力を使う」という作業をいとも簡単にこなしてしまうのです。むやみに伸びることをアサナだと間違う可能性がとても低いことは、生まれながらに授けられたギフトです。自分が何を持ってこの世に産まれ落ちたとしても、その条件付けを変えられる力が私達にはあり、なりたいものになれるのです。習慣の脱却が無限の可能性をもたらすのがヨガの力です。

ヨガに夢中になり始めた人へのメッセージ

状況につかまらないこと。真剣になり過ぎないこと。人生とは七転び八起き、晴れの日があれば雨の日もある。ということ、アサナを、呼吸法を、瞑想を通して、今起こっていることは何でもないこと。全ては過ぎ去ることなのだよ。ということをヨガのクラスで体験してもらいます。

■「Hold lightly」の精神

何かに夢中になったり、ひとつの結果に固執しすぎるとそれが執着となり、苦しみの種となります。いつでも、軽く優しくつないでいるという姿勢で ヨガや仕事、家族とつきあいます。

■「Perfection in Inperfection」に感謝

今この瞬間が完全な調和の上に成り立っているために自分がここにいるということを理解し、現状を受け入れるということの練習を続けることが人生です。

こういったメッセージを肉体的なインストラクションに絡めて生徒にプレゼントするのがヨガティーチャーの役目です。どのように浸透するかは生徒の個性次第。私達ができることは、愛を持って解き放つということだけです。呼吸と同様自分から外へ出すことで自然と外から新しいものが内へ入ってきます。ヨガの先生とは 素晴らしいお仕事だと思いませんか?

ヨガで生活からアルコールをなくす方法

ヨガでアルコール体質を改善する

お酒
私がヨガを始めたばかりの20代はスコッチと日本酒が大好きで、年間3日飲酒しない日があるかどうかという位の大酒呑みでした。日本に帰国中は、治安がよい事に安心し午前3時の無人のプラットフォームで目が覚めるという失態もある程、時間もお金も体力も自身のエンターテイメントの飲酒に人生のエネルギーを費やしていました。「楽しめること=いいこと」 という公式を振りかざし、自身の言動を肯定していました。

ヨガと密接な関係にある食事療法については次の記事を参考にして下さい。

参考記事
ヨガと密接な関係にある食事療法の驚くべき効果とは

ヨガを始めた後の体の変化

ヨガの練習を進める内に、様々なカラダ(肉体、エネルギー、精神、チャクラ、たましい)の感度が上がり、飲酒による精神とたましいへの影響を直に感じるようになりました。お酒が肉体から抜けた飲酒の翌朝に、意識が外界に対するリアクション(他者や状況に対して、考えること無しに 感情や思考を体現してまうことを、リアクション。これに対して、レスポンスというのは意識的に対応することです。)の多さや、思考の落ち着きのなさに気がつくようになり始めました。

飲酒の体への影響

また、飲酒やドラッグ(医療目的のお薬を含みます)を摂取時には、第三の目(アジュナチャクラ)の奥にあるとされる精神のゲートが開け放しになってしまい、自身以外のエネルギーものべつ幕無しに受け容れてしまいます。自分以外のエネルギーとは、過去の感情や、親や社会の考え方、友人やパートナーの欲望、ひいては浮遊霊と呼ばれるようなものまで、真の自分ではないものを指します。それらと自身を混同することに慣れ、現代社会では自分を見失う人がとても多いのです。お酒そのものが原因なのではなく、「自分と自分以外の境が判らなくなること」が問題なのです。他人や社会のエネルギーを取り込んだまま、行動、決断することにより、そのような波動の未来が展開してゆき、本来の自分とはかけ離れた現実に違和感を感じるのです。もし、あなたが今現在、自分の身を置く環境に違和感や疑問を感じているとしたら、それは何かを変えたいという内側からのメッセージです。

ヨガで日常から飲酒が必要なくなる

ヨガを続けることによって、目では見えない現実に存在するエネルギー作用を顕著に感じるようになり、自然とお酒から距離を保てるようになりました。最初は、惰性で飲んでいた「飲まなくてもいいお酒」に さようならをし、本当に飲みたい時だけ飲むように、自分のカラダに耳を傾けることが習慣になりました。惰性で飲酒していた事を、今から思うと科学調味料や保存料等、カラダが受け入れたくないものに対応するため自分自身が気づかないでいられよう、現状に満足していると思えるよう飲んでいた節があります。飲酒の頻度が段々と減り始めてからは、飲まない人に出会うことが多くなり、飲酒文化によるごまかしが無いことが、自身の内の「人間としての質」を支える要素となってゆきました。

 

飲酒がない生活の効果

お酒を飲まなくなることによって、時間、金銭、思考、体力などのエネルギーが本当に自分のやりたいこと、やるべきことに費やせるという事実に気がつきました。今まで漏洩していた私のエネルギーが自分のために使えるということにはとてもシンプルなことなのですが、その状況を体験して とても驚きました。それは、以前も自分のやりたいことをやっていたつもりだったからです。「自分自身を楽しませること(エンターテイメント)」と、「自分のエネルギーを活かすこと(シェア)」の本質的な差に気がついたのです。

ヨガは人間を変える

ヨガ 広場で

人間としての視野が広がるヨガ

自分自身を清らかに保っておくことが、エネルギー(あらゆる情報)を滞りなく流せるということ。エネルギーを滞らせないということが、最も自分らしく、まわりの人々や環境に対して何より有益であるという「個人の利益を社会のエネルギー」として捉える大きな構図が視野に入るようになりました。飲酒を辞めたことで宇宙の真理に触れる機会が少しずつ増え、それを実践したいと思うようになったのがヨガからの大きな贈り物のひとつです。

ヨガで生活習慣を見直す

こういったことは飲酒に限らず、喫煙や過食にも全く同じことが言えます。習慣化している行動の意味を見直すことで、自身の人生の目的またはミッションがとても早く片付くのです。自己のスペースを 他者や環境に還元するということで、自身が「全体の内の個」であることを体感します。個が無になるという悦びは 望んだ人には必ず訪れす。まそのためにも、自身の(肉体、エネルギー、精神、チャクラ、たましいの)カラダをピュアに保つということは ひとつの鍵なのです。

「健全なたましいは健全な肉体に宿る」

ヨガで生活習慣病を予防する方法

悪い生活習慣がはびこる現代の人々

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現代社会に蔓延する生活習慣病

生活習慣病とは毎日の不規則な生活習慣が原因となって発症する病気の総称です。具体的には、糖尿病、心筋梗塞、脂質異常症、肥満、脳出血と脳梗塞、がん、高血圧などが挙げられます。これらは社会人になってから発症するものではなく、子どもの頃からの生活習慣が原因となって発症したり、子どもでも生活習慣が乱れると発症してしまう病気です。現在、日本人の死因の約70%を占めるこの生活習慣病は普段の不摂生が蓄積して長期間かけて発症するため、体の痛みを伴うことがあまりありません。これを予防するには普段の生活習慣を改善し、健康的に生きていくことが大切です。

社会人がありがちな悪い生活習慣

生活習慣病の原因は食事、飲酒、喫煙、寝不足、運動不足、ストレスといった生活のあらゆるところに潜んでいます。皆さんの生活習慣はいかがでしょうか。食事はファーストフードばかりで偏っていませんか?夜はしっかり眠れていますか?運動は習慣づいていますか?飲酒、喫煙は週にどれくらいですか?これらのチェックは定期的に行い、自分の生活習慣の乱れを見直す時間を設けましょう。ちなみにインドでは生活習慣病が死因の約50%となっており、日本のそれを下回っています。

ヨガが生活習慣を変える鍵

ヨガ 健康的な生活

ヨガで禁煙する方法

これまで何度禁煙を決意し、そして挫折してきたでしょうか。いきなり喫煙をやめることは難しいことですし、無理やり禁煙するのは逆にストレスになり良くありません。そこで、自然とタバコから離れられる最適な方法がヨガです。ヨガは呼吸が全てです。ヨガでは呼吸を何よりを大切にしており、ヨガの本場インドのスクールでもまずは呼吸法の習得からレッスンを始めるほどです。禁煙できない最大の要因は、タバコを吸いたいという衝動を抑えられないことにあります。これをニコチンが体から出ていくまでは3日間要し、一回の喫煙衝動は3分ほどと言われています。この3分間を乗り越えれば禁煙が実現できます。こんなときに有効なヨガの呼吸法が1:2呼吸法です。これは息を数時間と吐く時間の比率を1:2にするもので、吸う時間が1秒だったら吐く時間は2秒、それが吸う時間が2秒でも3秒でも構いません。タバコが吸いたくなってきたら是非試してみてください。インド禁酒する方法はこちら→ヨガで禁酒をする方法

ヨガを通して心持ちの変化

ヨガは精神的にも効果的です。インドヨガ留学を開始した方のほとんどがレッスンを開始すると、気持ちいいという感想をくださいます。これはヨガのゆったりとした時間の流れの中で自分自身と向き合い、呼吸を整えることでリラックス効果を得られているからです。そのため、アーサナ(ヨガのポーズ)だけでなく、瞑想による自己内観を行うことで精神的な安定に絶大な効果をもたらします。

ヨガで変わった食生活

インドヨガ留学では3食ベジタリアン食が提供されます。インドヨガ留学中は食事を管理してもらい、制限されるため強制的に健康的な食習慣を手に入れることができるのですが、日本に戻るとまた元通りということが少なくありません。実際、ヨガの食事はこれしか食べてはいけない、3食必ず食べなくてはならないという制限はありません。大切なことはバランス良く、規則正しく、感謝の気持ちをもって食事をすることです。規則正しい食習慣を身につけ、精神的に平穏な状態を保つことが重要なのです。ヨガの食事療法

まとめ

以上、生活習慣病を予防するヨガについてでした。生活習慣病は一日にしてなるわけではありません。そして、その予後は良くないことがほとんどです。そのため、予防することが非常に大切なのです。呼吸を安定させ食事、睡眠にも規則正しい生活サイクルを作ることで、現代の大病である生活習慣病に罹らないようにしましょう。ヨガ的な生活習慣病の予防は普段の意識の改善だけでできる非常に簡単な方法です。生活の中に取り入れてみてください。また、インドヨガ留学では1ヶ月のコースと1週間のコースも用意しているので、生活習慣の乱れに悩んでいる方は時間を投資してご自身の生活を見直し、そして改めることをおすすめします。