ヨガで生活からアルコールをなくす方法

ヨガでアルコール体質を改善する

お酒
私がヨガを始めたばかりの20代はスコッチと日本酒が大好きで、年間3日飲酒しない日があるかどうかという位の大酒呑みでした。日本に帰国中は、治安がよい事に安心し午前3時の無人のプラットフォームで目が覚めるという失態もある程、時間もお金も体力も自身のエンターテイメントの飲酒に人生のエネルギーを費やしていました。「楽しめること=いいこと」 という公式を振りかざし、自身の言動を肯定していました。

ヨガと密接な関係にある食事療法については次の記事を参考にして下さい。

参考記事
ヨガと密接な関係にある食事療法の驚くべき効果とは

ヨガを始めた後の体の変化

ヨガの練習を進める内に、様々なカラダ(肉体、エネルギー、精神、チャクラ、たましい)の感度が上がり、飲酒による精神とたましいへの影響を直に感じるようになりました。お酒が肉体から抜けた飲酒の翌朝に、意識が外界に対するリアクション(他者や状況に対して、考えること無しに 感情や思考を体現してまうことを、リアクション。これに対して、レスポンスというのは意識的に対応することです。)の多さや、思考の落ち着きのなさに気がつくようになり始めました。

飲酒の体への影響

また、飲酒やドラッグ(医療目的のお薬を含みます)を摂取時には、第三の目(アジュナチャクラ)の奥にあるとされる精神のゲートが開け放しになってしまい、自身以外のエネルギーものべつ幕無しに受け容れてしまいます。自分以外のエネルギーとは、過去の感情や、親や社会の考え方、友人やパートナーの欲望、ひいては浮遊霊と呼ばれるようなものまで、真の自分ではないものを指します。それらと自身を混同することに慣れ、現代社会では自分を見失う人がとても多いのです。お酒そのものが原因なのではなく、「自分と自分以外の境が判らなくなること」が問題なのです。他人や社会のエネルギーを取り込んだまま、行動、決断することにより、そのような波動の未来が展開してゆき、本来の自分とはかけ離れた現実に違和感を感じるのです。もし、あなたが今現在、自分の身を置く環境に違和感や疑問を感じているとしたら、それは何かを変えたいという内側からのメッセージです。

ヨガで日常から飲酒が必要なくなる

ヨガを続けることによって、目では見えない現実に存在するエネルギー作用を顕著に感じるようになり、自然とお酒から距離を保てるようになりました。最初は、惰性で飲んでいた「飲まなくてもいいお酒」に さようならをし、本当に飲みたい時だけ飲むように、自分のカラダに耳を傾けることが習慣になりました。惰性で飲酒していた事を、今から思うと科学調味料や保存料等、カラダが受け入れたくないものに対応するため自分自身が気づかないでいられよう、現状に満足していると思えるよう飲んでいた節があります。飲酒の頻度が段々と減り始めてからは、飲まない人に出会うことが多くなり、飲酒文化によるごまかしが無いことが、自身の内の「人間としての質」を支える要素となってゆきました。

 

飲酒がない生活の効果

お酒を飲まなくなることによって、時間、金銭、思考、体力などのエネルギーが本当に自分のやりたいこと、やるべきことに費やせるという事実に気がつきました。今まで漏洩していた私のエネルギーが自分のために使えるということにはとてもシンプルなことなのですが、その状況を体験して とても驚きました。それは、以前も自分のやりたいことをやっていたつもりだったからです。「自分自身を楽しませること(エンターテイメント)」と、「自分のエネルギーを活かすこと(シェア)」の本質的な差に気がついたのです。

ヨガは人間を変える

ヨガ 広場で

人間としての視野が広がるヨガ

自分自身を清らかに保っておくことが、エネルギー(あらゆる情報)を滞りなく流せるということ。エネルギーを滞らせないということが、最も自分らしく、まわりの人々や環境に対して何より有益であるという「個人の利益を社会のエネルギー」として捉える大きな構図が視野に入るようになりました。飲酒を辞めたことで宇宙の真理に触れる機会が少しずつ増え、それを実践したいと思うようになったのがヨガからの大きな贈り物のひとつです。

ヨガで生活習慣を見直す

こういったことは飲酒に限らず、喫煙や過食にも全く同じことが言えます。習慣化している行動の意味を見直すことで、自身の人生の目的またはミッションがとても早く片付くのです。自己のスペースを 他者や環境に還元するということで、自身が「全体の内の個」であることを体感します。個が無になるという悦びは 望んだ人には必ず訪れす。まそのためにも、自身の(肉体、エネルギー、精神、チャクラ、たましいの)カラダをピュアに保つということは ひとつの鍵なのです。

「健全なたましいは健全な肉体に宿る」

ヨガで生活習慣病を予防する方法

悪い生活習慣がはびこる現代の人々

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現代社会に蔓延する生活習慣病

生活習慣病とは毎日の不規則な生活習慣が原因となって発症する病気の総称です。具体的には、糖尿病、心筋梗塞、脂質異常症、肥満、脳出血と脳梗塞、がん、高血圧などが挙げられます。これらは社会人になってから発症するものではなく、子どもの頃からの生活習慣が原因となって発症したり、子どもでも生活習慣が乱れると発症してしまう病気です。現在、日本人の死因の約70%を占めるこの生活習慣病は普段の不摂生が蓄積して長期間かけて発症するため、体の痛みを伴うことがあまりありません。これを予防するには普段の生活習慣を改善し、健康的に生きていくことが大切です。

社会人がありがちな悪い生活習慣

生活習慣病の原因は食事、飲酒、喫煙、寝不足、運動不足、ストレスといった生活のあらゆるところに潜んでいます。皆さんの生活習慣はいかがでしょうか。食事はファーストフードばかりで偏っていませんか?夜はしっかり眠れていますか?運動は習慣づいていますか?飲酒、喫煙は週にどれくらいですか?これらのチェックは定期的に行い、自分の生活習慣の乱れを見直す時間を設けましょう。ちなみにインドでは生活習慣病が死因の約50%となっており、日本のそれを下回っています。

ヨガが生活習慣を変える鍵

ヨガ 健康的な生活

ヨガで禁煙する方法

これまで何度禁煙を決意し、そして挫折してきたでしょうか。いきなり喫煙をやめることは難しいことですし、無理やり禁煙するのは逆にストレスになり良くありません。そこで、自然とタバコから離れられる最適な方法がヨガです。ヨガは呼吸が全てです。ヨガでは呼吸を何よりを大切にしており、ヨガの本場インドのスクールでもまずは呼吸法の習得からレッスンを始めるほどです。禁煙できない最大の要因は、タバコを吸いたいという衝動を抑えられないことにあります。これをニコチンが体から出ていくまでは3日間要し、一回の喫煙衝動は3分ほどと言われています。この3分間を乗り越えれば禁煙が実現できます。こんなときに有効なヨガの呼吸法が1:2呼吸法です。これは息を数時間と吐く時間の比率を1:2にするもので、吸う時間が1秒だったら吐く時間は2秒、それが吸う時間が2秒でも3秒でも構いません。タバコが吸いたくなってきたら是非試してみてください。インド禁酒する方法はこちら→ヨガで禁酒をする方法

ヨガを通して心持ちの変化

ヨガは精神的にも効果的です。インドヨガ留学を開始した方のほとんどがレッスンを開始すると、気持ちいいという感想をくださいます。これはヨガのゆったりとした時間の流れの中で自分自身と向き合い、呼吸を整えることでリラックス効果を得られているからです。そのため、アーサナ(ヨガのポーズ)だけでなく、瞑想による自己内観を行うことで精神的な安定に絶大な効果をもたらします。

ヨガで変わった食生活

インドヨガ留学では3食ベジタリアン食が提供されます。インドヨガ留学中は食事を管理してもらい、制限されるため強制的に健康的な食習慣を手に入れることができるのですが、日本に戻るとまた元通りということが少なくありません。実際、ヨガの食事はこれしか食べてはいけない、3食必ず食べなくてはならないという制限はありません。大切なことはバランス良く、規則正しく、感謝の気持ちをもって食事をすることです。規則正しい食習慣を身につけ、精神的に平穏な状態を保つことが重要なのです。ヨガの食事療法

まとめ

以上、生活習慣病を予防するヨガについてでした。生活習慣病は一日にしてなるわけではありません。そして、その予後は良くないことがほとんどです。そのため、予防することが非常に大切なのです。呼吸を安定させ食事、睡眠にも規則正しい生活サイクルを作ることで、現代の大病である生活習慣病に罹らないようにしましょう。ヨガ的な生活習慣病の予防は普段の意識の改善だけでできる非常に簡単な方法です。生活の中に取り入れてみてください。また、インドヨガ留学では1ヶ月のコースと1週間のコースも用意しているので、生活習慣の乱れに悩んでいる方は時間を投資してご自身の生活を見直し、そして改めることをおすすめします。

日本のヨガブームの歴史と広がり続けるムーブメント

日本のヨガブーム

ヨガを初めて行った人物

日本で初めてヨガを行い、教えを説き始めたのは1919年に天風会を創設し心身統一法を説いた中村天風です。結核を患った天風は病を治すために世界を旅してる中、インドの山中でヨガの聖者、カリアッパに出会い修行を積み悟りを開きました。心身統一法は、人間の思考を自然と調和させることで人間本来の人間の力、潜在能力を引き出し心身ともに幸福で幸福になることのできる実践的方法とされています。

日本で広まったのはいつからか?

もともと平安時代に瑜伽(ゆが)と呼ばれ瞑想を中心に行われていました。1970年に綿本昇によってエクササイズ的な見せ方と美で健康促進的要素を盛り込んだヨガを求めて多くの人がカルチャーセンターなどの教室に通い始めました。また1980年代に健康法としてフィットネス界にヨガが進出し、健康と美容のためのヨガが前世代に浸透しました。1990年代前半までに若い女性を中心にファッショナブルなスポーツとして人々の生活に根付いていったのです。

第一次ヨガブーム

ヨガ ビジネスマン

発起人の沖正弘

1919年に生まれた沖正弘は幼少の頃より多くの病を抱え後のヨガ実践行にて自他の生命がともに救われる沖ヨガを創造し世界20ヶ国以上で普及活動を展開しました。青年時、軍の特務機関員として、蒙古、インド、中国、アラビアに赴き東西の医療を習得。宗教面でもイスラム教、ラマ教、道教、仏教、キリスト教の寺院や修道院でも修行経験を持ち1942年にはガンジーとも出会い、日本で最初のヨガ研修会を設立しました。晩年には「全生命はすくわれねばならない、また必ず救われる」との悟りと信心から、全生命救済活動の一環として1980年には国際総合ヨガ世界大会を開催、また1984年には国際セミナー「ライフエンカウンター(生命との出会い)」を開催し世界20ヶ国からの参加者を得て、国際的に指導者を養成しました。

沖ヨガ

沖ヨガとは、日本におけるヨガの指導者である沖正弘が古典的なインドヨガに東西の様々な宗教や修行法、日本の伝統文化、武道、民間療法、東洋医学などを組み合わされ、世界のどこに行っても通用するものとしてまとめられました。沖ヨガはその特徴から求道ヨガ、生活ヨガ、総合ヨガとも呼ばれていました。心、身、食、生活、環境のすべてを改善し心身のバランスを回復するヨガです。ルーツには、一人一人の心の中に平和心を生まなければ真の平和な世界は来ない、政治的・武力的な均衡での平和は真実のものではないという彼の考えがあります。

なぜ衰退したのか

1980年代、1990年代オウム真理教という宗教団体がありました。麻原彰晃を教祖とする仏教系の団体です。世界で初めて化学兵器サリンを使って大量虐殺を行い世界中を震撼させました。この団体がヨガ哲学の語彙を団内で使っていたことでヨガを敬遠する人が増えていきました。

オウム心理教が瞑想をしていたことによる悪いイメージがついた

また麻原は弟子に瞑想をさせていました。仏典やヨガ教典にのった記述を体現しそれを著作や説法で細かく説きました。ヨガに使われる語彙、ヨガで行われる瞑想を大事件を起こした宗教団体が使っていたことで、ヨガに悪いイメージがついてしまいました。

第2次ヨガブーム

ヨガ 夕日

ハリウッドセレブから流行

インドでヨガを勉強していたアメリカ人によって「ハリウッドヨーガ」が生まれました。これをアメリカのスーパーモデルや女優がプロポーション維持のために生活に取り入れ始めたことで他の人も影響されどんどんヨガ人口が増えていきました。ハリウッドヨーガは、従来の瞑想や呼吸法中心のヨガに加え筋力アップやエクササイズの要素を加えたものを言います。

日本への普及

日本には日本ヨガ総合普及協会があります。ヨガを通じて幼児から高齢者まで幅広い階層に対して病気の予防と健康の促進、精神安定支援、指導者の資質向上と育成を図ることを目的として活動しています。ヨガブームの中、断片的な知識だけで適切な情報や指導が行き届いていない現状もあります。専門的な知識なしにすると危険なためこれは非常に重要です。

今なお広がり続けるヨガブーム

今や世界各地で大人気のヨガ。もちろん日本でも連日ポージングを取り汗を流す人が多い。しかしやってはみたいが忙しさなどで教室に通えず断念する人もいます。そんな人向けにいま様々なサービスが生み出されています。自宅がレッスン場となる「Roots of Life」はや家事などで忙しい女性にぴったりのプログラム。女性と子供に特化したヨガプログラムを提供するベビーヨガアソシエイトとスマートフォンやパソコンでスポーツレッスンを受講できるプラットフォームを開発したスマートコーチが手を組んだこのオンラインプログラムでは24時間好きな時に自宅でレッスンが受けられます。
また最近では男性向けのヨガ教室が開講されています。女性ばかりで気が引けるとヨガを敬遠していた男性もこれなら大丈夫でしょう。大阪では生活ヨガ研究所が開催するものがありレッスン開始は19時半。90分のなかで柔軟運動にヨガのポーズ、ヨガの教えに瞑想と内容も豊富です。東京でもスタジオヨギー新宿westで男性限定クラスが始まりました。
オンラインサービス、男性向け教室の開講でさらにヨガ人口は増えていくでしょう。

日本の著名人、アスリートもヨガを

サッカー日本代表の長友佑都選手が『ヨガ友』と題して代表の宿舎でチームメイトとともにヨガに取り組みなど広がりを見せています。ヨガで体幹の安定や柔軟性のアップ、休息の質などを高め競技のパフォーマン向上を図るのです。また女優の篠原涼子さんやモデルの長谷川潤さんもヨガにはまっているようです。スタイルを維持するのにヨガは最適ですからね。

まとめ

日本におけるヨガは一度ブームが起き、そのあと衰退しました。しかし現在再びブームとして多くの人たちに浸透してきています。ヨガ協会やヨガ教室に加えオンラインサービスの誕生は、よりヨガを身近にするものとして普及しています。手軽に始められ、健康に良いヨガ。ますますヨガ人口は増えていくでしょう。

ヨガと密接な関係にある食事療法の驚くべき効果とは

ヨガにおいての食事療法

食卓

ヨガの食事療法とは

ヨガをするうえで食事にも気を配りましょう。ポイントは消化に良いもの、食べ過ぎないことです。ヨガをすることで器官の働きが活発になるため消化に悪い物を摂取したり食べ過ぎたりすると体に負担がかかり腸内に未消化の状態で残ってしまいます。これにより毒素がたまり免疫力の低下、老化などを引き起こします。豆や麦、野菜などを摂取するようにしましょう。ヨガを通して食生活、身体の状態をよく知るようにしていきましょう。

食事のタイミング

ヨガをするには空腹時が良いとされています。そのため食事のタイミングもコントロールする必要があります。ヨガをする直前には食事を取れないため夜にヨガをする場合はその数時間前、または数時間後に食事を取らなければいけません。深夜の食事は体に負担がかかるため避けるのが無難です。早めに食事をして就寝時までのヨガの時間を長く取りましょう。しかし、忙しい現代人にとってこれは難しいことかもしれません。消化の良いものを選んで早く空腹状態を作るのも手です。またヨガをした後は内臓の働きが活発になっており普段以上に食事が吸収される状態になります。野菜や温かいスープなど消化に良いものがベストで水分補給も大事ですが、アルコール類の摂取は避けましょう。

ヨガと組み合わせた時に発揮する食事療法の効果

ヨガで身体に負担をかけずに程よい運動をする。そして消化に良い物を食べる。これにより腸がきれいになり、デトックス効果を引き起こす身体を作ることができます。体内の毒素や老廃物を取り除くことで免疫力が高まり病気にかかりにくくなります。
ニューヨーク発のプログラムで「畑ヨガ」というものがあります。これは心と身体を癒すための、エクササイズと農業体験を組み合わせたプログラムです。自然の中でヨガと農業を楽しみ、ヨガと相性の良い野菜を採れたてそのままで食べられるこのプログラムは近年注目を集めています。元々ヨガには体幹を鍛えたり血流を良くするなど身体的な効果に加え、リラックス効果や集中力を高めるなどの精神的効果をあります。畑ヨガは自然の中でのびのびとヨガを行うことで呼吸が深くなりより高いリフレッシュ効果が得られます。また植え付けや収穫などの農作業を4時間するとジョギング2時間分の運動量になるそうです。そしてヨガ、農業体験を終えた後はお待ちかね、採れたて野菜をいただきます。ヨガをした後は消化に良い物がベストなので、ヨガと野菜は最高の組み合わせと言えます。

ヨガと野菜の密接な関係

野菜 

ヨガ哲学においての食事の考え

インド独立の父、マハトマ・ガンディーの言葉に「アヒンサ」という言葉があります。これは一般的には非暴力という意味ですがインド並びにヨガではかなり広い意味で使われています。行為においてではなく言葉や考えいおいても他を傷つけてはいけないのです。これはベジタリアンへとつながります。動物を殺すことは傷つけることですから肉食は不適切だと見なしています。ヨガをするにあたって、肉類を少しも食べないとする必要はないですが教義的、身体的に見てもやはり野菜が適切なようです。

ヨガとベジタリアンの関係

ヨガに関する書物には「ベジタリアンにすべし」とは書かれていません。しかしヨガをする人にはベジタリアンが多いです。それは肉類は野菜に比べ消化器官への負担が大きいこと。肉類を消化するときにより多くの血液、エネルギーを消費するためヨガをするには効率が悪いということ。そして野菜と肉ではエネルギーのレベルが異なるため体内のエネルギーを一定にするためには野菜だけ食べている方が良いということにあります。さらに屠殺の問題もあります。家畜が殺される時恐怖を感じ、体内にネガティブなエネルギーが蓄積されます。その肉を食べるとネガティブなエネルギーをそのまま食べることになり、精神の安定やリラックス効果を期待するヨガにとっては適切とは言えないのです。

いきなりベジタリアンになると危険

欧米化スタイルに慣れている体で急に肉を絶ちベジタリアンになるのは懸命とは言えません。欧米化スタイルに慣れてしまっている体で極端に食生活を変えると返って体に負担がかかります。ダイエットになるからと言って実行する人がいますがリバウンドを誘発することも多いです。タンパク質不足で体力が無くなり、肌が荒れることもあります。肉、魚を少なめにし野菜の煮物や温野菜、野菜たっぷりのスープなどをメニューに入れ徐々に変えていきましょう。

自分にあった食生活を

急な変化は体へのダメージが大きいです。野菜中心の食生活の中でもたまにはタンパク質を摂取するようにしましょう。肉や魚が好きな人にとって野菜しか食べられないのはストレスがたまると思います。自分にあったメニューを組んでみて下さい。

まとめ

ヨガをすることで心と身体がリフレッシュします。またこれをきっかけに自分の食生活を見つめ直すといい発見があるかもしれません。
何事も極端にするとうまくいかないものです。自分を追い込み過ぎず、しかし締めるところは締める。楽しむところは楽しむ。バランス良く調整してヨガライフを送ってみて下さい。

世界と日本のヨガの動向とメンズヨガブームの到来

世界中で大人気のヨガ

世界のヨガ人口

「アーサナ」と呼ばれるポージングと呼吸法で心身を癒すヨガ。その語源はサンスクリット語の「ユジュ」で身体と心、魂を結びつける修行法として生まれたとされています。古代インドでは輪廻転生の解脱に至る心身の鍛錬、精神統一のために行われていました。また元々はインドの宗教に深く関係するものでしたが、現在では宗教的な部分を排除したエクササイズとして幅広く取り入れられています。日本ではヨガ人口は350万人、アメリカでも2000万人以上と年々増え続けており、世界だと3億人はいると言われています。ヨガ発祥の地、インドではヨガの大学や治療病院なども設立されています。

世界と日本のヨガ人口の比較

2004年時点での日本のヨガ人口は23万人でした。それがこの10年で15倍以上も増えています。ですがアメリカでは男女合わせて現在2000万人以上もの人口をほこり、その多くが日本のラジオ体操感覚で気軽に行っています。ただ間違ったやり方をすると身体を壊すこともあるようなので気を付けなければいけません。日本では女性の割合が圧倒的に多く男性にはまだまだ浸透していないと言えます。

日本での男性のヨガ人口

ヨガ人口が増え続ける一方で男性でヨガをする人は非常に少なく日本のヨガ人口のわずか1割です。ヨガの効果の多くは美容、エアロビクスなど女性が求めるものが連想されることが多いのです。女性のためのものというイメージが強く男性にとって近寄りづらいものになってしまっています。

世界の男性のヨガ人口と比べて

日本と違い海外ではヨガ人口の男女比はあまり差がないそうです。ニューヨークのヨガスタジオでは男女比がちょうど半々といった感じです。ジョギングや水泳と同じように日常的なエクササイズとして性別を問わず人気があるのです。

ヨガブームの背景

ヨガ 犬と

ヨガブームの火付け役

現代のヨガブームの根幹を作ったとされているのが現代ヨガの父、ティルマライ・クリシュナマチャリア。1930年代のインドではヨガを学べるのが僧侶や年配者など限られていたのですが、当時ヨガの実践と哲学を教えていたティルマライが「ヨガは万人のものだ」と言い浸透していきました。彼は4000年の歴史があるヨガを一般的に、そして近代的に伝わるように自ら探求していったのです。

ハリウッドセレブからブームに

インドでヨガを勉強していたアメリカ人が自国に持ち帰ったことから「ハリウッドヨーガ」が生まれました。従来の瞑想や呼吸法を中心にしたヨガに筋力アップやエクササイズ要素を加えたものを言います。胸筋や腹筋など胴体部分の筋肉を徹底的に鍛えることで身体全体のバランスを整えることができます。ハリウッド女優やスーパーモデル、セレブ達がこれを始めたことで注目が集まり、人気が高まりました。

日本サッカー界でも流行し始めたヨガ

2014年のブラジルワールドカップで優勝したドイツ代表は練習メニューにヨガを取り入れていました。また日本代表では長友佑都選手が『ヨガ友』と題して代表の宿舎でチームメイトとともにヨガに取り組みなど広がりを見せています。ヨガが体幹の安定や柔軟性のアップ、休息の質などを高めることは有名ですが、専門知識の理解は不可欠です。そこで日本におけるヨガの第一人者、ケン・ハラクマ氏によりアスリートのパフォーマンスをアップさせるためのプログラム作りや指導者養成に取り組むアスリートヨガ事務局が立ち上げられました。今後もサッカーだけでなく様々なスポーツでヨガは取り入れられていくでしょう。

メンズヨガブームの到来!?

男性には敬遠されてきたヨガですが、メンズヨガの人気も近年伸びてきています。効果的なトレーニング法として認識され始めていること、自然と身体と心の調和を目指すヨガはどことなくお洒落なイメージがあることが要因で男性にも注目を集めているのでしょう。

まとめ

仕事に追われるビジネスマンや家事が忙しい主婦、アスリートにとってヨガは手軽に始められる負荷の少ないエクササイズとして人気を高めています。今後も老若男女問わずヨガ人口は増えていくでしょう。