日本でもヨガ人口が300万人以上となり、周りの友人などにも日頃からヨガを行っている人は多いのではないでしょうか。ヨガには様々な種類(流派)のヨガが存在することをご存知でしょうか?今回はその一つの陰ヨガについて、陰ヨガの特徴や陽ヨガとの違い、陰ヨガの効果とポーズについて紹介します。

陰ヨガとは?

陰ヨガの特徴

「陰ヨガ」は一つのポーズを数分間キープしながらゆっくりと体の奥から筋肉の緊張をほぐしていくヨガのことをいいます。

日常生活の中で忙しく働いている方や交感神経と自立神経のバランスが崩れてしまった人などにお勧めです。バランスを整えて心身の疲れを癒し、落ち着いた状態を取り戻すことができます。体が硬い人や運動不足の人でも、ゆっくりと時間をかけて徐々に行うので無理なく行えます。

陰ヨガと陽ヨガ

陰ヨガというスタイル(流派)に対して、陽ヨガというスタイルが存在します。陽ヨガの歴史は陰ヨガよりも古く、1990年代の日本でのヨガブームでも先に流行したのは陽ヨガでした。この時に日本で独自の発展を経て、今日、日本では本場インドにも劣らないほどのヨガブームが巻き起こっています。陽ヨガは陰ヨガとは反して、とにかく動いて汗をかくのがスタイルです。スタイル維持のために筋肉を鍛えたり、連続してヨガのポーズを取り続けるため、運動量が多いのが陽ヨガの特徴です。
1990年代の陽ヨガブームの後、2000年代初頭ごろから日本でもブームが起こったのが陰ヨガです。運動量が多く、主に筋肉に焦点をあっている陽ヨガを補うのが陰ヨガです。陰ヨガはハードな陽ヨガに対して運動量が少ないので、高齢者や普段あまり運動をしない方なども気軽に行うことができます。

陰ヨガと陽ヨガどちらかがいいということではなく、大事なのはバランスです。日常の忙しさや、毎日の目まぐるしく変化する社会などに疲れを感じているときなどは落ち着いて安らぎを取り戻す陰ヨガを取り入れる。寒い日やなにか気分が落ち込んでいる日など身も心も塞ぎ込んでしまうと感じているときは陽ヨガを取り入れる。陰と陽のバランスを整えてあげることが自分の健康を保つうえでもっとも重要なことです。

次に、陰ヨガを行うことで得られる3つの効果を紹介します。

陰ヨガの3つの効果

1.真の柔軟性がつく
誰でも赤ちゃんの時は体が柔らかかったのに、大人になると多くの人が体硬くなってしまいます。原因はいろいろありますが、まずは運動不足があげられます。子供の頃は外で動き回り、いろんな動きをしていましたが、今では仕事で長時間同じ姿勢という方も多いと思います。このように日常生活の体の動きがパターン化され、使わない筋肉や関節が固まってしまうので、体が硬くなってしまいます。また、朝起きたばかりのときは体中の筋肉などの組織に血液が十分に行き渡っておらず、硬い状態です。これらは徐々に動かしていくことで柔軟性を取り戻します。しかし、体のさらなる深層部の関節などは反応しません。陰ヨガはこのような奥深くにある、アプローチしづらい関節などの組織に働きかけるので真の柔軟性が身につきます。

2.リラックス効果が高い
陰ヨガは一つのポーズを数分間深呼吸しながら、キープします。この状態で自分自身に向き合うことでゆっくりと流れる時間を感じることができ、精神統一をし、精神を安らげる効果があります。思いっきり深呼吸するので、たくさんの空気を肺に取り入れることができ、自然に気分が明るくなり、気持ちが落ち着きます。深呼吸は自律神経のバランスを整えるのでストレス解消になり、心の安定をもたらします。また、イライラの解消にもなります。うつ病の人がヨガをすることで、病気が改善されたというケースもあります。

陰ヨガのポーズをとることで、普段は動かさない筋肉が動かされ、血行が促進されます。手足まで血行がよくなり、代謝が上がるので、体にたまった疲れがとれ、リラックスできます。

3.集中力があがる
数分間ポーズをキープしながら深呼吸を繰り返すことで精神統一をし、一点集中、内的集中、意識化を向上させます。ポーズをキープしながら自分と向き合うことで、おのずと心が静まり、心身が研ぎ澄まされます。陰ヨガには様座な呼吸法があり、この呼吸法を実践している際に深い集中力状態に達することがあります。呼吸法は呼吸器を強化し、ホルモン分泌を促し、血液循環機能を高め、脳内の血流も良くなり、集中力の向上にもつながります。

陰ヨガのポーズ

1.バタフライポーズ
陰ヨガは股関節をほぐすことが重要で、まずは股関節周りを広げ、リンパを刺激するバタフライポーズがおすすめです。ヨガマットの上で足の裏を合わせ、両膝を広げて股関節周りをゆっくり開いていきます。股関節が痛くならない楽な位置に置きます。ゆっくりと息を吐きながら、徐々に両手を体から遠くへ伸ばしていきます。手を伸ばしていく時には、なるべくおへそから前に倒れていきます。できるだけ両手を遠くに伸ばした状態で3~5分間、ゆっくりと呼吸を整えながら、キープします。
インドヨガ留学 陰ヨガ バタフライポーズ

2.ドラゴンポーズ
ドラゴンポーズは足の親指から股関節までをストレッチする陰ヨガのポーズです。ヨガマットの上で片方の足を立て、もう片方の足は後ろにまっすぐ伸ばします。両手を膝の上に置き、徐々に重心を前に移動させます。両足が開き、股関節と足が伸びているのを感じながら、リラックスします。これを3~5分間キープします。
インドヨガ留学 陰ヨガ ドラゴンポーズ

3.スワンポーズ
日常の筋肉の動きがパターン化され、継続的に負荷がかかることで、筋膜が周りの筋肉にくっついてしましいます。陰ヨガのスワンポーズはこの筋膜をはがし、下半身のリンパの流れを良くします。四つん這いの姿勢から片方の膝を内側に向けて倒し、倒した方のお尻をマットに置きます。反対の足は後ろに伸ばして、お尻からつま先までが一直線になるようにします。曲げている方のお尻にしっかりと体重を掛けます。息を吸って、骨盤の中心から頭を上に引き上げるように伸ばして、吐く息で肩の力を緩めます。ポーズが整ったら、リラックスして呼吸を繰り返えします。
インドヨガ留学 陰ヨガ スワンポーズ

まとめ

以上いかがだったでしょうか。陰ヨガは日常生活の中で忙しく働いている方や交感神経と自立神経のバランスが崩れてしまい、陰のエネルギーが不足しているときに取り入れましょう。陰ヨガは忙しい日常から、リラックスして心身落ち着いた日常を取り戻すことができます。家でも簡単に実践できるので、ぜひ試してみてください。

留学相談はこちら!