ヨガで生活習慣病を予防する方法

ヨガ 朝日

悪い生活習慣がはびこる現代の人々

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現代社会に蔓延する生活習慣病

生活習慣病とは毎日の不規則な生活習慣が原因となって発症する病気の総称です。具体的には、糖尿病、心筋梗塞、脂質異常症、肥満、脳出血と脳梗塞、がん、高血圧などが挙げられます。これらは社会人になってから発症するものではなく、子どもの頃からの生活習慣が原因となって発症したり、子どもでも生活習慣が乱れると発症してしまう病気です。現在、日本人の死因の約70%を占めるこの生活習慣病は普段の不摂生が蓄積して長期間かけて発症するため、体の痛みを伴うことがあまりありません。これを予防するには普段の生活習慣を改善し、健康的に生きていくことが大切です。

社会人がありがちな悪い生活習慣

生活習慣病の原因は食事、飲酒、喫煙、寝不足、運動不足、ストレスといった生活のあらゆるところに潜んでいます。皆さんの生活習慣はいかがでしょうか。食事はファーストフードばかりで偏っていませんか?夜はしっかり眠れていますか?運動は習慣づいていますか?飲酒、喫煙は週にどれくらいですか?これらのチェックは定期的に行い、自分の生活習慣の乱れを見直す時間を設けましょう。ちなみにインドでは生活習慣病が死因の約50%となっており、日本のそれを下回っています。

ヨガが生活習慣を変える鍵

ヨガ 健康的な生活

ヨガで禁煙する方法

これまで何度禁煙を決意し、そして挫折してきたでしょうか。いきなり喫煙をやめることは難しいことですし、無理やり禁煙するのは逆にストレスになり良くありません。そこで、自然とタバコから離れられる最適な方法がヨガです。ヨガは呼吸が全てです。ヨガでは呼吸を何よりを大切にしており、ヨガの本場インドのスクールでもまずは呼吸法の習得からレッスンを始めるほどです。禁煙できない最大の要因は、タバコを吸いたいという衝動を抑えられないことにあります。これをニコチンが体から出ていくまでは3日間要し、一回の喫煙衝動は3分ほどと言われています。この3分間を乗り越えれば禁煙が実現できます。こんなときに有効なヨガの呼吸法が1:2呼吸法です。これは息を数時間と吐く時間の比率を1:2にするもので、吸う時間が1秒だったら吐く時間は2秒、それが吸う時間が2秒でも3秒でも構いません。タバコが吸いたくなってきたら是非試してみてください。インド禁酒する方法はこちら→ヨガで禁酒をする方法

ヨガを通して心持ちの変化

ヨガは精神的にも効果的です。インドヨガ留学を開始した方のほとんどがレッスンを開始すると、気持ちいいという感想をくださいます。これはヨガのゆったりとした時間の流れの中で自分自身と向き合い、呼吸を整えることでリラックス効果を得られているからです。そのため、アーサナ(ヨガのポーズ)だけでなく、瞑想による自己内観を行うことで精神的な安定に絶大な効果をもたらします。

ヨガで変わった食生活

インドヨガ留学では3食ベジタリアン食が提供されます。インドヨガ留学中は食事を管理してもらい、制限されるため強制的に健康的な食習慣を手に入れることができるのですが、日本に戻るとまた元通りということが少なくありません。実際、ヨガの食事はこれしか食べてはいけない、3食必ず食べなくてはならないという制限はありません。大切なことはバランス良く、規則正しく、感謝の気持ちをもって食事をすることです。規則正しい食習慣を身につけ、精神的に平穏な状態を保つことが重要なのです。ヨガの食事療法

まとめ

以上、生活習慣病を予防するヨガについてでした。生活習慣病は一日にしてなるわけではありません。そして、その予後は良くないことがほとんどです。そのため、予防することが非常に大切なのです。呼吸を安定させ食事、睡眠にも規則正しい生活サイクルを作ることで、現代の大病である生活習慣病に罹らないようにしましょう。ヨガ的な生活習慣病の予防は普段の意識の改善だけでできる非常に簡単な方法です。生活の中に取り入れてみてください。また、インドヨガ留学では1ヶ月のコースと1週間のコースも用意しているので、生活習慣の乱れに悩んでいる方は時間を投資してご自身の生活を見直し、そして改めることをおすすめします。