インナーマッスルが重要な理由とヨガで体幹を鍛える方法

ヨガと筋トレの違い

ヨガで鍛えられるもの

ヨガをすることによって鍛えられるのは腹斜金や腹直筋といったいわゆる”インナーマッスル”というものになります。このインナーマッスルとは体を支える体幹を鍛えることにも繋がってきます。インナーマッスルとは体の表層部分の筋肉では無く、体の内側にある細かい筋肉をいいます。インナーマッスルは普段している体の動きに大きく関わるものであるため、これを鍛えるだけで椅子に座る姿勢や歩く姿勢にも影響します。少し大げさにいうとインナーマッスルは人生に大きく関わってくる重要なものなのです。

筋トレで鍛えられるもの

筋トレは一般的に体の表層部を鍛えるものだと言われており、その目的は筋肥大にあります。筋トレをする多くの理由がマッチョになって綺麗なボディラインを手にいれたい、パワーをつけたいというものです。そのため筋トレは体に強い負荷をかけるため、毎日行ってしまうと怪我をするリスクが伴います。

ヨガではインナーマッスルを鍛える

ヨガのポーズはインナーマッスルを鍛えるものです。そのためヨガをしたからといって、インナーマッスル自体の筋肉は大きくないため体が大きくなることはありません。こういったことからヨガは近年、ダイエットをしたい女性や中高年男性に人気なのです。逆にマッチョになりたい男性がヨガを継続してやったとしても思った効果を得られることは難しく、ヨガと筋トレの違いを理解し、自分が得たいものに合った方を選ぶ必要があります。

インナーマッスルを鍛える重要性

インナーマッスルとは

実際にインナーマッスルという部位の筋肉は存在しません。インナーインナーマッスルとは簡単にいうと体の奥深くにある筋肉の総称です。対して力こぶや盛り上がってい部分をアウターマッスルといいます。インナーマッスルの体における役割は関節の位置を維持したり、姿勢の微調整をする働きがあります。主要なインナーマッスルは3つあります。
■肩関節
ローティターカフと呼ばれる肩周りの筋肉群は肩の旋回運動に大きな役割を果たします。
■脊柱
一般的に体幹と呼ばれる体の軸となる部分です。イチロー選手やサッカーの長友選手といった超一流アスリートも重要視しているように、これを鍛えることが身体の安定につながりパフォーマンスの向上に直結します。体のバランスが悪い方は特に鍛えた方が良いポイントです。
■股関節
人間は歩いたり走ったりする際に股関節を動かします。この周辺にもインナーマッスルが多数あります。

インナーマッスルが大切な理由

筋肉は何層にもなって構成されており、インナーマッスルはその内側にある筋肉です。そのため、アウターマッスル、もっと言えば体全体を内から支える縁の下の力持ち的な位置付けです。インナーマッスルを鍛える最も大切な理由は、体のバランスを保てるようになるからです。インナーマッスルとアウターマッスルは相互に作用しながら体を動かします。そのため、いくらパワーを付けたくてアウターマッスルばかりを鍛えていてもそれを支えるインナーマッスルが弱ければ、最大限パワーを発揮することができません。アウターマッスルばかり鍛えて一見、屈強な体を手にいれたかのように見えて実は見せかけで中身のないものであるという場合が少なくありません。つまり、インナーマッスルとアウターマッスル両方を鍛えることが重要なのです。

インナーマッスルを鍛える効果

インナーマッスルは細かな機能を調整する働きをしているため、体の動きの補助的な動きをします。スポーツ選手でいうと細かな動き、体をひねる動きといったところで機能し、パフォマンスの向上に貢献します。一般人でも、生活の中での無駄な動きがなくなり疲労やストレス軽減につながります。インナーマッスルの強化は、立ち振る舞いを美しくすることに繋がるため著名なモデルにも取りいれられています。

ヨガでインナーマッスルを鍛える方法

ヨガの動きは基本的にインナーマッスルを鍛えられると言われています。ここでは、その中でもインナーマッスルを鍛えるのに効果的な方法をご紹介します。

ダイアゴナルバランス

ダイアゴナルバランス
出典:ストレッチポール公式ブログ

■ポイント
1.体を棒のように一直線にするイメージでお尻が出過ぎないようにする
2.5秒間静止し、手と足を変えていきます。慣れてきたら回数や秒数を増やしていきましょう。

スクワット

スクワット

■ポイント
1.両足は肩幅より少し開いて、背筋を伸ばした状態を維持します。
2.両手は頭の後ろか前に置いておきましょう。
3.太ももと地面が水平になるまで下げます。この時、膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。
4.立ち上がる際、膝が伸びきらないようにしましょう。
5.これを15回繰り返します。

まとめ

以上、インナーマッスルの重要性と鍛え方についていかがでしたか?皆さんの生活で最も使われていると言っても過言ではないインナーマッスルを鍛えることは非常に大切です。充実した人生を送るためにもインナーマッスルの鍛錬を意識してみてはいかがでしょうか。