瞑想で悟りを開くヨガの聖地リシュケシュでのインドヨガ留学

ヨガとリシュケシュ

皆さんは日々、忙しい生活の中で自分の進むべき道や本当にやりたいことから遠ざかってしまってはいないでしょうか。本記事では、瞑想によって周囲の雑音によって”ブレない”姿勢と精神を保つ瞑想を紹介したいと思います。ヨガの聖地リシュケシュで経験した瞑想の体験談になりますので、瞑想に興味ある方はご一読下さい。

インドヨガは瞑想から始まる

どの国も神秘に満ちているが、インドほどそう思うところはないと思います。横尾忠則さんの「インドへ」を若い頃に読みそう思ったのか、古い歴史を持つインド的なものに憧れてたのかは自分でも分かりません。

昔からインドに伝わる知恵や瞑想を通じて自分自身を見つめ、見つけられるかもしれないという希望と、どんなに汚くてもどんなに貧しくても、サバイバルしなければ生きて行けないという究極体験を同時に強いられる不思議な国に、とにかくいつかは行かなければと思っていたのも確かでした。

インドへは自分としっかり向き合うために一人で行くことに決めました。冒険冒険また冒険をモットーに生きてきた私だから、何とかなるだろうと思ってたのかもしれません。その時私は40代半ば。年齢は関係なありませんが、インドに行くのはやはり体力のある若い方がいいと思います。

だからその時に行かないと一生行けないかもと思ったのでしょう。年齢的にも、今しかないと思ったギリギリゾーン。一番の目的はリシュケシュに瞑想を学びに行くことでした。

そんなリシュケシュとはどのような街なのでしょうか。

瞑想のためのヨガの聖地リシュケシュとは

私の目的地であるリシュケシュは緑豊かな土地の中にあり、インド人の悟った導師の編み出した色々な瞑想ができる場所でした。

インドヨガ留学の地、リシュケシュにはドイツを始めとするヨーロッパや日本、韓国、ロシア、アメリカ、ブラジルからも、そしてインド人もやってきます。世界中からの探究者たちがリシュケシュに足を運ぶのです。

イギリスのビートルズやスティーブジョブズもヨガのためにリシュケシュを訪れた影響もあり、リシュケシュの街にはヨガを学びに来ている人以外にもヨーロッパ系の旅行者の姿が目立ちます。街のど真ん中を流れる母なる大河ガンジス川と壮大な山々を見ながらのんびり過ごすのは、この上なく贅沢だそうです。

私にとっても長年行きたかった癒しの場所であり、オアシスであり、ミーティングプレイスなのだった。世界中からのいろいろな人々に出会える恰好の場所でもあり、運が良ければ知人、友人にも出会える場所でした。

リシュケシュは厳格なヒンドゥー教の街でもあり、朝晩にはガンジス川でお祈りしている人の姿を見かけます。川の流れる音しか聞こえない中でガンジス川と向き合って瞑想する時間が私は好きで堪りませんでした。

インドというと治安が良くないというイメージが強いかもしれませんが、それは日本人なら誰でも知っているような有名な観光地の話です。リシュケシュは治安がすごく安定しているし、穏やかな雰囲気に包まれています。瞑想には最高の場所を提供してくれているのです。

ヨガと併せてやりたいリラックス効果の高いダイナミック瞑想

数ある中から一番代表的なダイナミック瞑想と呼ばれている瞑想法を紹介します。私は今でもできる場所さえあれば、ベストなエクササイズであり、ストレスフリーになれる貴重な瞑想法だと思います。

ダイナミック瞑想は内に貯まっているストレスやカタルシスを吐き出す究極の瞑想法です。瞑想には座って行うものが主流と思われていますが、それだけではありません。インドヨガは現代に生きる我々のために呼吸を極限まで使ってできるアクティブ瞑想を編み出したのです。

ダイナミック瞑想10分単位で音楽が変わる1時間瞑想。自分の内奥を観察しやすいように目を閉じるか目隠しをして行います。最初の10分は鼻から激しく呼吸し、次の10分間は叫んだり泣いたりしてもよく、内側から湧き上がることを吐き出すレットゴーとも言われるステージに移ります。

次の10分間は手を上げて飛ぶ。大地から空に向け、フッフーフーと呼吸して腹の底からジャンプします。この時どうしても手が下がってしまうが、なるべくなら上げたままにしましょう。苦しいけどその方が効果があるらしい。しかし耐え切れず気が付くと下がってしまいますが、また上げます。そしてストップの合図とともに、10分間の静止と沈黙。汗が流れるのを感じ、鳥の声も聴こえる。

そして無になりかけた頃、音楽が流れ出す。最後の10分間は好きなようにダンスを開始するのです。深い沈黙からセレブレーションが始まり、体と心が自由になり、軽くなるのを感じます、新しくリフレッシュされた自分を発見する瞬間。この1時間は時空を超え、マインドが空っぽになるのを体験し、永遠の至福が一瞬にしてやってくるのです。

まとめ

日本では瞑想といえば静かに行うもの、という認識が広がっていますが瞑想の本質はそこにはありません。無になり、外部からの雑音を遮断し自分と向き合うことこそが瞑想の目的です。今回紹介したインドヨガの聖地リシュケシュは、その境地に辿り着く近道が用意してくれています。本当の瞑想を経験したい方は是非足を運んでみて下さいね。