本記事ではヨガを学ぶ上で欠かせないヨガ哲学・思想について紹介していきます。日本でも現在、エクサザイズとして大流行のヨガ。多くの人が筋力のUPやダイエット、リラクゼーションの効果が得たいがためにヨガを行います。しかしヨガをしている最中、何気なく瞑想や呼吸をしている方も少なくないはず。ヨガには4500年の歴史があります。

その歴史を紐解いてみると宇宙の話や、世界観、宗教観、インド哲学、東洋医学、心の科学など様々な分野がヨガに関連していることがわかります。実はヨガは皆さんが思っているよりもっと奥深いものかもしれません。ここではヨガ哲学・思想の基本的な部分に触れていますが、これらをりかいすることで日々のヨガライフをより充実したものにできるでしょう。

ヨガ哲学とは

ヨガ思想 瞑想

哲学を学ぶ前に知っておきたいインドの思想

ヨガ哲学を知る前にまずインド思想のことを知る必要があります。なぜならインドの思想には多くの哲学の流派があり、ヨガの思想もその一つだからです。まずインド思想のどの学派も概ね「解脱」を目標としています。

インドは基本的に輪廻転生を信じる国なので「また生まれてきてこんなしんどい思いをするのはまっぴらごめんだ。」といったような考えがあります。広い意味で解釈するとストレス解消も解脱への道の一部であり、ヨガ哲学ではただ解消するだけではなくストレスを感じる心まで科学的に追求していきます。

真の自分を見つけるヨガ哲学

では、ヨガ哲学とは一体なんなのでしょうか。一般的にヨガ哲学は「ヨーガ・スートラ」を聖典としています。その著者であるパタンジャリの教えに従って学び、その後ハタヨガなどの教典を学んでいくスタイルが主流のようです。ヨガの根本経典には、「ヨガとは心の働きを止めることだ。」と記され、そのときに「真の自分」だけが残ると伝えられています。

つまり瞑想をしていると、自分の意思に関係なく雑念や思考が湧いてきます。これが「心の働き」です。そのまま瞑想を続けていくと思考が止まっているときが出てき始めます。この思考と思考の間の何も考えていない瞬間こそが、「真の自分」であるとヨガ哲学は伝えています。

それではヨガ哲学を深めるにはどのようなことをすれば良いのでしょうか?

ヨガ哲学の理解深める瞑想と効果

瞑想が本当のヨガ?

ほとんどのヨガ初心者はヨガのメインはアーサナ(つまりヨガのポーズ)であると思われがちですが、ヨガ哲学の観点から見るとそれは大きな間違いです。ヨガをエクササイズだけでない幅まで広げるとアーサナは瞑想に入るための準備段階に設定されています。実はヨガのメインは瞑想をすることです。ではなぜ瞑想をするためにアーサナをする必要があるのか。

瞑想というと、座禅を組み目を閉じて精神を集中させて雑念のない状態を作り出すというイメージがあります。その「無」の境地の中でさえも、あらゆるものと調和している状態を作り出すのが瞑想でありヨガの目指すべき境地です。

そこでヨガの行者たちは姿勢に注目しました。体のどこかに力を入れると気持ちにも力みが現れ、気持ちがたるめば背筋が丸くなるというように、人と体が連結しており姿勢をコントロールすれば心もコントロールすることができると考えました。これがヨガという言葉の意味の「つなぐ」の由来です。

ヨガの瞑想を取り入れた生活については次の記事を参考にして下さい。

参考記事
ヨガの瞑想を取り入れた生活のすすめ

ヨガ哲学と瞑想で自分と向き合う

ヨガ哲学を学ぶことにより、心に余裕が生まれてくることを実感できます。ヨガの思想の教えには「自分の思考を観る」という概念があり、自己を見つめなおすというよりは自分の思考を客観的に観ていくといった感じです。このような教えの実践により普段は気付かない自分の「心の癖」を発見することができ自分と思考との間にスペースが生まれていくことを感じることができます。

それではヨガ哲学や思想を学ぶにはどうすればいいのでしょうか。

もっとヨガ哲学と思想を学ぶには

おすすめヨガ哲学・思想の本

まずは自分のペースでゆっくりとヨガ哲学と思想について理解を深めたいという方には、この本をオススメします。

インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)
インテグレラルヨガ

数あるヨガ哲学・思想の書籍の中で最も深く、そして初心者にも理解しやすい内容になっています。1600年ほど前にインド人のパタンジャリが編集したヨガスートラをもとにヨガ哲学を解説しており、ヨガに興味がある人だけでなく、人生や行動の指針になる教えを得ることができるでしょう。

インド人から哲学を学ぶヨガ留学

インドヨガ留学では、毎日ヨガ哲学を学ぶ授業があります。ヨガを極めたインド人ヨガ講師がインドの思想やヨガ哲学を順序立てて具体的に教えてくれるので、書籍とは違う学びがあります。インド人ヨガ講師はヒンドゥー教を信仰しており、ヨガ哲学とヒンドゥー教の思想は結びつきが強いため、彼らの教えは説得力が高いのです。

また1日のスケジュールの中には瞑想の実践レッスンも組み込まれています。聖なるガンジス川と向き合って自分と向き合い、他者と向き合う時間はインドならでは時間と言えるでしょう。瞑想が非常に重要視されるインドヨガを経験すると、より深くまでヨガを理解することができるので大変人気のある授業になっています。

このヨガ哲学や瞑想を学ぶためにヨーロッパやアメリカから多くのヨギーニがインドに集まります。日本人のヨガ留学生たちは口を揃えて「インドで学んだヨガ哲学が深すぎて今までの学んできたものが薄っぺらいものだったと痛感した」と言います。それほどヨガの本質に近くまで哲学と思想を学べるのです。

まとめ

今回はヨガ哲学と思想の紹介にすぎません。もしヨガの思想や宗教観などエクササイズ以外の分野にも興味を持ち、勉強し始めるとさらにヨガは奥深いということを知ることになります。ヨガ哲学と思想は日本語の感覚で理解することが多少難しく、数学的な脳みその使いどころが多いので理解をより深めることが困難と感じることもあるかもしれませんが、ヨガの教えは哲学もアーサナと同様に数をこなしていく必要があります。ヨガは運動なのではなく「人生の生き方」です。この記事をきっかけにヨガをエクササイズの幅を超えてさらに奥深くまでヨガの本質に触れられる方がいれば幸いです。

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