世界の一流ビジネスパーソンがインドヨガを導入する理由

世界のビジネスリーダーがヨガを導入している

ヨガ ビジネスマン

ビジネスパーソンが身につけているヨガ習慣

ヨガと聞くとどんなイメージがありますか。「女性がやるエクサザイズ」「ダイエットに良い」などが思い浮かぶ人も少なくないと思います。しかしそういったイメージがある日本は世界から見るとかなり珍しく、海外では女性に限らず多くのビジネスパーソンまでもヨガをする習慣を身につけています。実際にアメリカのヨガ人口は2000万人以上で15人に1人はヨガをしている計算です。しかし日本はというとフィットネス人口はずっと変わらず3%のままです。ヨガに絞ればさらに少なくなるでしょう。ではなぜヨガはここまで海外のビジネスパーソンの間で行われているのでしょうか。

高年収ビジネスパーソンの間でヨガが流行っている理由

現代のストレス社会において多くのビジネスパーソンが短い睡眠時間、二日酔いなど不調と格闘しながら仕事に取り組みます。しかし体と頭を使って最大の成果を出すという点においてビジネスパーソンもアスリートも同じ。つまりビジネスパーソンもアスリートと同様に心身を鍛えることは必要不可欠なのです。そのため高収入ビジネスパーソンは既にヨガの必要性について気づき、ヨガを習慣化し始めています。会社でパソコンとにらめっこしながら日々ストレスが溜まっていくこの不透明な時代にはビジネスパーソンこそがヨガで心身を整える必要があります。

ビジネスパーソンに効果的な理由

ではなぜビジネスパーソンはランニングやウォーキングではなくヨガを選び始めているのか。その理由はヨガが体の健康に良いだけではなく、心の健康にも良いとされているからなのです。ヨガの3大要素は「瞑想」「呼吸」「姿勢」で、心と体が本来のパワーを取り戻し100%機能するように調整してくれる効果があります。リラックスと集中が同時に達成されているとき、ひとは最高のパフォーマンスを発揮すると言われています。しかし社会は膨大な情報量で溢れ、多くの人間関係が絡み合っています。そうしたストレスフルな社会ではリラックスすることは非常に困難な状況にあります。だからこそ、ヨガが大きな意味を持ちます。ヨガは呼吸に合わせ様々なポーズをとりながら、心身の調和を図り、気持ちを強制的にオフラインにする効果があります。なにかと雑念を感じてしまうビジネスパーソンにはヨガの瞑想は非常に効果的なものであると言えます。

世界中の企業がヨガを導入している

社内でヨガ

かつてスティーブジョブズもヨガをしていました。彼はヨガに傾倒しておりヨガ発祥の地リシュケシュにも訪れた経験があるほど。多くのアップル製品を生み出させた彼のミニマム主義はヨガの思想とマッチしています。ジョブズにならい、実際に多くの一流企業が社内にヨガのクラスを取り組んでいます。

Googleの取り組み

Googleは2006年から社員向けプログラムでヨガの思想を取り組んだ「Search inside yorself」を立ち上げました。Search inside yorselfとは乱れた状態の頭の中を整理し心を鎮めるプログラムです。普段長時間パソコンやスマホを見つめる社員をテクノロジーから遠ざけ、瞑想させることで自分が今ここにあるということを認識させます。初めは本社のみでしたが後に全社へと広がったことからヨガがいかに社員のパフォーマンスを上げ会社の利益に貢献したかを伺うことができます。

インテルの取り組み

またシリコンバレーの企業も多くプログラムにヨガを導入し始めています。インテルなども10万人の社員に9週間の瞑想のトレーニング研修を行うことを決めました。Google同様に今ここにいるという現在を認識させ偏った考えを払拭させる効果があります。

MISAOの取り組み

MISAOのオフィスでもヨガが取り入れられています。スタッフはインドという過酷な環境下のもと「様々な苦悩をどのようにとらえ、対応していくか」「どうすれば精神を安定させ、心が平和でいられるか」ということを常に日々、求められています。そこで行ったのがヨガ。MISAOでは出勤前と退社前に瞑想をし、朝にヨガをおこなっています。そうすることにより眠気がなくなり頭も冴えわたることにより仕事に集中できパーフォマンスの向上が伺えました。
たけるさんわたる瞑想

たけるさんわたるポーズ

まとめ

このように多くのビジネスパーソンがヨガの重要性に気づき、企業でも取り入れられてきています。テクノロジーが日進月歩で発展していく現代だからこそ、パソコン、スマホから自分を強制的に遠ざけ自己を見つめなおす必要性に気づき始めたのかもしれません。

睡眠不足を解消する効果的なヨガのポーズ・呼吸法

睡眠においてのヨガ

睡眠不足

多くの人が悩まされる睡眠不足

現在、多くの人たちが抱えている悩み、不眠症。「明日大事な仕事や朝早い予定がある日に限ってなかなか寝付けない。」なんていう人も多々いると思います。睡眠不足の原因はストレスや肩こり、体調不良、不安感など身体的な面や精神的な面においても様々です。体が凝り固まったまま、ストレスを溜めたままでは眠りの浅い睡眠になるので、睡眠時間を長くとっても体も心も休めません。そのため疲れが取れずにすがすがしい朝を迎えることができないのです。

ヨガが睡眠に効果的

ヒツジを数えても、温かいミルクを飲んでも寝付けない。そのような場合に良いとされているのがヨガです。深い呼吸とポーズはこれらの睡眠不足の原因を解消してくれます。ヨガは体を伸ばしたり縮めたりすることで、普段の生活では使うことのない体の使い方をします。その結果、酸素が体中に行き渡るまで血行が促進しますし代謝も上がります。これによって手足の先まで温かくなるので、そのまま眠りにつけばぐっすりと眠ることができるのです。

瞑想の効果

睡眠の質を高めることにおいてもっとも大事なことは何でしょうか。それはリラックスすることです。仕事のストレスや疲れはその日のうちに解消させ、意識的にリラックスすることが大切です。ヨガの瞑想は心を静め、そのあとに心地いい眠りを与えてくれる効果があります。なぜかというと瞑想は頭に浮かんでくる様々なことを何も考えずに深い呼吸を繰り返します。こうすることにより、本来なら睡眠中に行う記憶の整理をすることができ睡眠中の作業が減りぐっすり眠ることができるのです。そのため瞑想をすることによりいつもより長い時間眠ったような感覚になり朝の気だるさがなくスッキリとした気分で起きることができるのです。

睡眠に適している呼吸・ポーズ

睡眠 シバ

鍵となる呼吸

睡眠において長時間眠ることが重要ではありません。短い時間でも睡眠の質を高めることによって充分な満足感を得ることができます。睡眠の質が高くなるか低くなるかどうかは、睡眠時に交感神経と副交感神経どちらが優位に立っているかにより決まります。副交感神経とは、リラックスしている状態、心が落ち着いている状態のとき優位に働き、逆に交感神経は緊張して心が乱れている状態のとき優位に働きます。浅い眠りに陥っているときには交感神経が優位に立っている状態にあります。しかしヨガを行うと副交感神経が優位になるのです。その鍵になるのが呼吸です。

4-7-8呼吸法

ゆっくりと深い呼吸をすることで副交感神経を優位にすることができます。呼吸を意識し、長くゆっくりとしたリズムで繰り返すことで心がリラックスし、質の高い睡眠を得ることができます。その呼吸のなかでも特に良いとされているのが「4-7-8呼吸法」です。この呼吸法は「呼吸の制御」を目的としています。
1.まずは、「フー」という音を立てながら口から息を全て吐き出します。
2.口を閉じ、心のなかで4つ数えながら、息を吸い込みます。
3.息を止めて、7つ数えます。
4.また「フー」と音をたて、8つ数えながら口から大きく息を吐き出します。
再び息を吸い込み、このサイクルを全部で3回行うのですが、大事なことは、息を吐くときに「フー」と音をたてることと、呼吸の間は常に舌先を口内の前歯の根元に当てておくことだそうです。そして、息を吐くときは吸うときの2倍の時間をかけること。秒数の問題ではなく、4:7:8の比率が重要だそうです。最初は苦しかったり、4-7-8にのっとって、呼吸がうまくできないかもしれませんが、1日2回、6〜8週間ほど練習を続けることにより、次第に慣れてきます。

シャバーサナ

シバーサナ

またポーズにおいても、睡眠の質を高めるのに良いポーズ、シャバーサナ(屍のポーズ)があります。シャバーサナはヨガの最後に行われることが多いです。
1.床に仰向けになり、足は両肩幅程度、両手は体からこぶし1つ分くらいあけ、手のひらを上にします。
2.目を軽く閉じ、口は自然に開いて、腹式呼吸を繰り返します。
屍のポーズと言われるように、全身の力を抜き重力に全てをゆだねます。シャバーサナは精神安定の効果があると言われ、不眠を解消し質の高い睡眠を与えてくれます。またシャバーサナは瞑想の効果もあると言われています。

まとめ

ヨガは睡眠において非常に効果的です。またさらに睡眠の質を高めたい方はアロマを炊くこともおすすめです。緊張を和らげてくれるサンダルウッドやネロリ、安眠を促すラベンダーなどがおすすめです。また、明るすぎる照明は交感神経を刺激するため、間接照明などの落ち着いた明るさで行うと良いと思います。

ヨガの呼吸法の重要性と驚きの効果

呼吸とは

呼吸 ヨガ

ヨガにおいての呼吸

多くの人が抱く疑問。「ヨガとストレッチって何が違うの?」ヨガの経験がない人にとってはどちらも大差がないように見えますよね。実はヨガとストレッチとの大きな違いは動きと呼吸を連動させていること。ヨガの呼吸は、息を吸うときも吐くときも鼻で行うことが基本です。体を動かしているときや、ポーズを取るときに息を止めることはNG。呼吸によって、カラダの気、つまり血液やリンパなどが流れ、心身とものリラックス効果が期待できます。

呼吸の重要性

ではなぜここまで呼吸はヨガにおいて重視されるのでしょうか。人間の呼吸は1日でおよそ20000~21000回の呼吸を行っていると言われます。呼吸は、酸素の吸収・二酸化炭素の排出・排毒をしながら、体内の新陳代謝の促進しています。「息をすること」がそのまま「生きる」という言葉になったと言われるほど古代から「息」は重要なものとして考えられていました。呼吸器官は、手や足と同じように自分の意思でコントロールすることができ、より良い正しい呼吸の仕方(呼吸法)を訓練して身につけることで健康な心身を手に入れることができます。ヨガの呼吸法は胸だけで行う胸式呼吸とは異なった、胸と腹を使う呼吸である腹式呼吸のことであり、その中でも吸う息よりも吐く息を基本に置いています。腹式呼吸では胸式よりも多くの酸素を体内に取り入れることが可能な上、吐く呼吸のときは緊張がほぐれて横隔膜が緩み心身ともにリラックスすることができるのです。

呼吸法の効果

ヨガでの呼吸法によって身体面と精神面において様々な効果が期待できます。身体面においては血液循環の改善、老廃物の浄化、免疫力の向上、脳の活性化などが期待されます。精神面においては呼吸は交感神経や副交感神経といった感情をコントロールする自律神経とも深く関わっています。嬉しい時は深い呼吸をし、悲しい時は呼吸が浅くなるように喜怒哀楽の動きによって、呼吸も大きく変化します。呼吸をコントロールし整えるということは、心の乱れを整え、感情をもコントロールすることにつながります。こういった効果はストレスを感じたり、緊張する場面が数多くある現代の日常において非常に必要なことだと言えます。

呼吸の種類

呼吸法は13種類あります。今回は代表的であると言われる3種類をあげます。

腹式呼吸

皆さんもご存知の腹式呼吸。ヨガのポーズや動きをとりながらの呼吸はこの呼吸法が推奨されることが多々あります。息を吸いながらお腹を膨らませ、吐くときにへこませる呼吸法を腹式呼吸といい、これは息を吸った分肺の下の横隔膜が押されることにより、お腹が膨らみ息を吐くとその逆になるからです。腹式呼吸の効果としては副交感神経を活発にする働きがあり、気持ちを落ち着けたり、リラックスすることができます。

方鼻呼吸

方鼻呼吸法は、左右の鼻の穴で、交互に息を吸ったり吐いたりするものです。この呼吸はヨガの運動とは連動せず、座って単独で行います。右手の中指と人差し指を軽く曲げ顔の前に捧げます。まず親指で右鼻を押さえ左鼻から吸い、薬指で左鼻を押さえ親指を離し右鼻で吐きます。そしてその状態から右鼻から吸い、親指で右鼻を押さえて薬指を離し左鼻から吐きます。このサイクルを数回繰り返します。右鼻から吸うときは身体を温め、左鼻から吸うときは身体を冷やし、左右の鼻で交互に呼吸を行うことで、身体のバランスを整える効果があると言われています。

ウジャイ呼吸

勝利の呼吸とも呼ばれる力強い呼吸法。主にアシュタンガヨガではこの呼吸で行います。吐くときに、喉や鼻の奥の気管を細くするイメージで圧をかけます。例として、寒いときに自分の手のひらを温めようと「はー」っと息を吹きかける要領で、そのまま口を閉じ、鼻から息を出す感じです。鼻を吐くときに「フー」と音が出ても構いません。前述したようにアシュタンガヨガでも行われますが、呼吸単独で行っても効果的です。身体を温める効果があるので、血管循環や内臓気管の活性化の効果も期待できます。

まとめ

呼吸 ヨガ リラクス

以前よりも生活が副交感神経(リラックスさせる役割)よりも交感神経(活動を活発にする役割)の方が優先となっている現代のストレス社会において、多くの人が両神経のバランスが悪くなっているため、自律神経失調症などの様々な心身への弊害に陥っています。ヨガにおいての呼吸法は呼吸のコントロールにより心の感情や心の乱れを整える効果があります。ポーズを取りながら呼吸をすることは最初のうちは難しいかもしれませんが呼吸を止めることが1番いけないことなので、慣れないうちは呼吸法を意識せず呼吸を続けることにだけ意識を向けましょう。また呼吸をするだけでも効果があります。

インドヨガ留学とハワイ、タイヨガ留学比較まとめ

ヨガ留学の特徴比較

インドヨガ留学の特徴

ヨガ発祥の地インド。インド北部のリシュケシュという町は「ヨガの聖地」として知られ、世界中から多くのヨガ愛好者が集まってきます。私たちがインドと聞いて想像するものとは全く違い、リシュケシュは静かな雰囲気の町で穏やかな人々が暮らしています。

ガンジス川の上流に位置しているため、町の中心を流れる川も綺麗で、その両岸にはヨガの修行場とも言われるアシュラムが軒を連ねています。リシュケシュのレストランでは、ベジタリアン料理が出されており、お酒も禁止されているため、滞在期間中にデトックス効果も期待出来るでしょう。豊かな自然の中で本場のヨガを学ぶことが出来るのがインドのヨガ留学の特長です。

ハワイヨガ留学の特徴

リゾート地として有名なハワイですが、数々のパワースポットがあり、ヨガにもスピリチュアルな要素が多いのが特長です。ヨガの哲学に「プラーナ」と呼ばれる宇宙エネルギーがありますが、ハワイには昔から現地で「マナ」と呼ばれている自然エネルギーがあり、それと「プラーナ」には通じるものがあるとされています。

壮大な自然の中で、ビーチヨガやサップヨガと呼ばれる海の上に浮かびながらヨガをするコースも楽しむことが出来ます。海外旅行気分を満喫しながらヨガの資格を取ることが出来るのがハワイのヨガ留学です。
photo2

タイヨガ留学の特徴

タイにはタイ式ヨガと言われる、ルーシーダットンがあります。ルーシーダットンは、自己整体法として生み出されたもので、呼吸法と合わせてマッサージの要素を組み合わせて出来ました。緊張と緩和を繰り返し行うことで、代謝を高めて、凝りや歪みといった身体の不調を改善します。

タイ古式マッサージを自分で行うようなものですが、難しい動きも少なく、初心者にはルーシーダットンの方がヨガよりも理解しやすいと言われています。インドヨガと比較すると、集中・瞑想という部分をそこまで重視しておらず、身体をほぐすことで自然と瞑想状態になれるという流れで行われています。一般的に世界中で広がっているヨガとは違うので、スクールを探すときにも注意が必要です。

費用比較

ここで、各国の留学にかかる費用について比較したいと思います。あくまでも目安ですので、自分が気になったスクールに問い合わせて相談することをオススメします。

費用/円 インド ハワイ タイ
コース費 25-30万 45-60万 30万
生活費 2-3万 4-6万 3-4万
渡航費 5-7万 5-8万 2-4万
合計 32-40万 65-75万 35-48万

ヨガ留学で取得できる資格比較

rys_

インド・ハワイヨガ留学で取得できる資格

インドやハワイでは全米ヨガアライアンスが取得できます。全米ヨガアライアンスは世界で最も信頼されている主流の資格で、多くのスクールでもこの資格を採用しています。

プログラムの中にテクニックやプラクティス、ヨガ哲学などの基準が設けられており、プログラムを修了することで資格が発行されます。これにより、ヨガのインストラクターとして最低限の知識と技術を持ったことの証明になります。

タイヨガ留学で取得できる資格

ワールドヨガアライアンスは本部をタイに置く団体です。ヨガ講師を育てるプログラムを認定しており、それらの認定された学校でプログラムを終えると認定証が発行されます。タイ国内で主に認知されている資格になります。

ヨガ留学に興味を持ったら

インドとハワイでは、世界中で通じるヨガ資格が取得出来ますが、雰囲気や留学費用に大きな差があります。本場のヨガを安く習得したい方ならインドへ、リゾート地を満喫しながら楽しみたい方はハワイなど、今回ご紹介してない国もあるので、自分がどのような留学をしたいのかによって行き先を決めると良いでしょう。ヨガ留学カウンセラーに相談したい方は下のボタンから問い合わせてみてください。

ヨガと比較して発見したピラティスのメリット・デメリット

多くのハリウッドセレブ達もトレーニングに取り入れているのがピラティスです。ピラティスはヨガの技法を取り入れているため、似ているところがありますが、本質は全く違います。

本記事ではピラティスとヨガを比較し、ピラティスのメリット・デメリットを紹介します。

ヨガとは

ヨガ 特徴

スピリチュアルで精神面を重視するヨガ

ヨガとピラティスどちらも多くの種類があり、その上最近ではヨガとピラティスを融合したヨギラティスなどというものも出てきており区別することが難しくなってきていますが、強いて言うなら大きな違いはピラティスは肉体面を重視しており、ヨガは精神面を重視しているという点です。

ヨガの歴史は古く4500年前に発祥し、今では健康法として認知されていますが元々は内面性が根幹にある修行方法であり、また治療方法です。ピラティスにおいても精神面での効果が見受けられますが、種類は全く異なります。ピラティスは運動後のリフレッシュ感といったようなものであるのに対し、ヨガはストレッチ後のリラックスを感じます。

またゴールも大きく異なり、ピラティスは健康的な身体づくりを目標にしていますが、ヨガは内面的な「自己をコントロールする」ことや「自分を客観視する」といったことを目標にしています。

ヨガのポーズ

ピラティスとのポーズの違いは呼吸とストレッチに重点を置いて筋肉を鍛え上げていくという点です。呼吸は腹式呼吸によって副交感神経を活性化させてリラックス効果を得ます。またポーズを行ったあとそのまま、ある一定の時間静止するのも特徴です。身体と心に調和を図り精神的にリラックスすることに重点を置いた安定したポーズが多いです。

こんな方におすすめ

ヨガはピラティスほど運動量がないのでお年寄りの方やお子様、または病気などの理由で激しい運動ができない方にオススメです。エクササイズというよりはストレッチに近いので朝の出勤前やお風呂上がりなどに汗をかかない程度にすることができます。身体面と精神面のリラックスのバランスがピラティスに比べると非常に良いのと、器具など必要なものはなく自分のペースで気軽にできるのも良い点です。

ピラティスとは

ピラティス 特徴

肉体面を重視するピラティス

現在、多数の人たちがピラティスをしている姿が見受けられピラティスムーブメントが到来したといっても過言ではないほどです。ピラティスはヨガの影響を多大に受けてつくられたものですので多数の類似点が見受けられますが、多くの点で力点を置くポイントが違っています。

前述したように最大の違いはピラティスは肉体面を重視したエクササイズだということ。ピラティスは元々は戦争のリハビリとして生まれ、練り上げられてきたトレーニングで戦時中に大幅に発展した解剖学を用いたインナーマッスルのトレーニングエクササイズです。ヨガはストレッチを中心とするものであるのに対してピラティスはヨガのストレッチ効果とウェイトトレーニングの筋肉の緊張をもたらすものであると言えます。ストレッチ+きれいな身体をつくり、スポーツパフォーマンスを高めるしなやかな筋肉を作り上げるのがピラティスです。

ピラティスのポーズ

ピラティスは正しい骨格を意識し、体幹を整えていきます。ヨガの呼吸との違いはピラティスは胸式呼吸により筋肉を活性化させます。また常に身体を動かし身体の奥の筋肉から鍛えるインナーマッスルをつけることに重点を置いています。ポーズに名称はなく、基本姿勢を学んだあとそれを軸に動いていきます。

こんな方におすすめ

ピラティスは海外のハリウッド女優や多くのプロのスポーツ選手が行っていることからも分かるように、きれいな身体をつくりたい、筋力をつけたいといったようなアスリートやダイエット目的の方、美意識が高い方にはとても良いエクササイズです。またジムに通ったり、トレーニング機材を必要とする場合もあるので、エクササイズに積極的な方におすすめします。

ヨガとピラティス比較まとめ

ピラティスはヨガから影響を受けたとはいえ多くの異なる点がありました。主に大きな相違点としては、ピラティスはリハビリとして生まれたトレーニング法でヨガは4500年前からある伝統的な修行法でストレッチに近いものだということです。どちらにしようか悩んでいる人はこの記事を参考にしていただいて、自分がどういう動機でどういう目標を持っているかを考え適当な方を選んでいただければ良いと思います。