クンダリーニヨガでチャクラを活性化!効果と3つのおすすめポーズ

ヨガブームの中、周りにもヨガをやってるよという友人が増えているのではないでしょうか。そろそろ私もヨガを始めようと思ったときに考えるのがヨガの種類です。今回は数あるヨガの種類の中でも、初めてヨガをやるという初心者におすすめの「クンダリーニ・ヨガ」を紹介します。

「クンダリーニ・ヨガ」は「気づき」のヨガで、様々なヨガの中で最も完成度の高いヨガであると言われています。

クンダリーニヨガとチャクラ

「クンダリーニ・ヨガ」はポーズ、マントラ、呼吸を組み合わせることで、リラックスしてヨガを行い、自分の内面を見つめながら繰り返し行うことで、忙しい日常から解き放たれ、身体的にも精神的にもやすらぎをもたらします。

また、チャクラを意識的に刺激し、働きかけることで、「心・体・魂」のバランスを整えます。

チャクラとは?

チャクラは、古代のヨガの達人や瞑想を深めた人々の第3の目によって、旋回する渦巻きのように感知されたことから、サンスクリット語で「車輪」、「円盤」を意味し、尾てい骨から、頭頂部にかけてある7つのエネルギーセンターのことです。

7つのチャクラはそれぞれの周辺臓器の働きをつかさどり、各臓器にエネルギーを送る働きを持ちます。チャクラは私達の感情や、思考、認識、選択、顕在意識、潜在意識などによって影響を受けます。現代社会では忙しくストレスの多い毎日あり、これらのネガティブな要素によって、チャクラの働きが不活発になったり、逆に過剰になったりします。

チャクラのバランスは健康に大きく影響を及ぼし、バランスを整えることで、身体的にも精神的にも健康を取り戻すことができます。7つのチャクはそれぞれ、働きを持っていて、それぞれがきちんと機能することが重要です。

第一のチャクラ

尾てい骨あたりにあるチャクラで、身体的には会陰部や、泌尿器系に影響を及ぼします。精神的には人間の情熱、バイタリティーのような人間が生きていくために必要なエネルギーをつかさどっており、これが不活発になると元気や、やる気がなくなります。

第二のチャクラ

おへそのすぐ下にある丹田のチャクラで、身体的には性器や骨盤に影響を及ぼします。自分の感情をコントロールし、他人の感情に流されにくいくなるなど、安定した精神をもたらす役割があります。

第三のチャクラ

みぞおちにあるチャクラで、身体的には消化器や肝臓などの働きに影響を及ぼします。精神的には自信や、自尊心をつかさどっており、責任能力、人生を作り上げる自己実現能力を得ます。不活性だと、自分の意見がうまくいえなかったり、劣等感を感じたりします。

第四のチャクラ

胸の真ん中にあるチャクラで、身体的には心臓の働きに影響を及ぼします。精神的には男女の愛や人類愛をつかさどり、活性であれば、自分にも他人にも愛情をそそぐことができ、愛の力を得ます。

第五のチャクラ

のどにあるチャクラで、身体的には気管支や甲状腺に影響を及ぼします。精神的には意志の伝達や自己表現をつかさどり、活性であれば、他人とのコミュニケーションが円滑になり、また、自分の意志をきちんと伝えることができ、人生を創造的に生きる表現力を得ます。

第六のチャクラ

額の真ん中にあるチャクラで、心(感情)、頭(思考)に影響を及ぼし、インスピレーションをつかさどると言われています。活性化されると、直感力を得て、物事の見極めが良くなるとされています。

第七のチャクラ

頭頂部にあるチャクラで、「心・体・魂」のすべてをまとめる働きがあります。活性化すると、高次のスピリチュアル意識の覚醒、自己超越、宇宙との一体感などを得ると信じられています。

クンダリーニヨガのチャクラへの効果

クンダリーニヨガは体にあるこれら7つのチャクラに働きかけ、順番に開くことで、体に流れるエネルギーが全身にうまく流れるようになります。エネルギーが上昇されることで、心身の不調が改善され、睡眠も深くなり、質も良くなります。疲労や緊張ほぐすリラクゼーション効果が高いので、心に余裕ができ、日々の生活をポジティブに過ごせるようになります。

また、他のヨガに比べ、瞑想と呼吸を多く行うので、圧倒的に集中力が高まります。

クンダリーニ・ヨガのおすすめポーズ

火の呼吸


クンダリーニヨガの最も特徴的なのが「火の呼吸」です。「火の呼吸」はクンダリーニヨガの基本であり、これを修練することで、身体的、精神的能力が高まります。

「火の呼吸」は素早く腹式呼吸を行うことで、多くの酸素を体内に取り込み、エネルギーを増幅させることを目的とします。腹式呼吸によって、腹筋やインナーマッスルを鍛え、多くの酸素を取り入れることで、脂肪燃焼を促進させます。

具体的なやり方について紹介します。
1.あぐらをかいて、背筋を伸ばします。目を閉じて、全身をリラックスさせ、数回の鼻呼吸で息を整えます。
2.両鼻から深く息を推、お腹を膨らませます。お腹を背骨の方にへこませて、吸った息を両鼻からゆっくり吐きます。
3.へこませたお腹をゆっくり戻しながら、自然に両鼻からいきを吸います。
4.この吸気と子機の間隔を途切れさせっず、断続的に行います。

1分間に30~60回の呼吸を繰り返し行い、慣れてきたら、100回から200回と数をふやしていきます。

英雄のポーズ

リシュケシュ ヨガ
「英雄のポーズ」は戦士のポーズともいわれ、ヒンドュー教の神シヴァの神の毛から生まれた戦士たちを表していると言われています。「英雄のポーズ」は大きな動きを伴うので、体幹を鍛え、内臓の働きにもいい影響を及ぼすため、便秘の解消や肩こり、足のむくみを解消するなどの効果が得られ、万能なヨガポーズといえます。

また、「英雄ポーズ」はポーズを支えるために、下半身の力をたくさん使いますので、太ももやふくらはぎ、お尻などのシェイプアップの効果も期待できます。具体的なやり方について紹介します。
1.まっすぐ立った状態から片足を前に出して、もう片方の足は後ろに引きます。
2.息を吐きながら、前に出した脚の方を曲げ、腰を落とします。
3.腰を落としたままゆっくりと息を吸い、両手を頭の上で合わせます。
4.視線を上に保ちつつ、背筋を伸ばしてゆっくりと反ります。
5.そのまま、胸と腹部が伸びてることを感じて、数回呼吸を行い姿勢を整えます。

チャイルドポーズ

「チャイルドポーズ」はゆっくりとリラックスしているのを感じながら、心身のバランスをとったり心が安らぐ効果があります。上体を倒すことで、腹部に圧力がかかり、便秘の解消などの効果もあります。

具体的なやり方について紹介します。
1.まず正座になります。膝がいた人はクッション等の柔らかいものを敷きます。
2.吸う息で、背筋を伸ばします
3.息を吐きながら、両手を前に伸ばし、額をマットにおろします。
4.数回呼吸を行い姿勢を整えます。
5.最後に大きく息を吐き、息を吸いながら、上体を起こしていきます。

陰ヨガと陽ヨガの違いは?陰ヨガで心身を安らげる3つの効果とは?

日本でもヨガ人口が300万人以上となり、周りの友人などにも日頃からヨガを行っている人は多いのではないでしょうか。ヨガには様々な種類(流派)のヨガが存在することをご存知でしょうか?今回はその一つの陰ヨガについて、陰ヨガの特徴や陽ヨガとの違い、陰ヨガの効果とポーズについて紹介します。

陰ヨガとは?

陰ヨガの特徴

「陰ヨガ」は一つのポーズを数分間キープしながらゆっくりと体の奥から筋肉の緊張をほぐしていくヨガのことをいいます。

日常生活の中で忙しく働いている方や交感神経と自立神経のバランスが崩れてしまった人などにお勧めです。バランスを整えて心身の疲れを癒し、落ち着いた状態を取り戻すことができます。体が硬い人や運動不足の人でも、ゆっくりと時間をかけて徐々に行うので無理なく行えます。

陰ヨガと陽ヨガ

陰ヨガというスタイル(流派)に対して、陽ヨガというスタイルが存在します。陽ヨガの歴史は陰ヨガよりも古く、1990年代の日本でのヨガブームでも先に流行したのは陽ヨガでした。この時に日本で独自の発展を経て、今日、日本では本場インドにも劣らないほどのヨガブームが巻き起こっています。陽ヨガは陰ヨガとは反して、とにかく動いて汗をかくのがスタイルです。スタイル維持のために筋肉を鍛えたり、連続してヨガのポーズを取り続けるため、運動量が多いのが陽ヨガの特徴です。
1990年代の陽ヨガブームの後、2000年代初頭ごろから日本でもブームが起こったのが陰ヨガです。運動量が多く、主に筋肉に焦点をあっている陽ヨガを補うのが陰ヨガです。陰ヨガはハードな陽ヨガに対して運動量が少ないので、高齢者や普段あまり運動をしない方なども気軽に行うことができます。

陰ヨガと陽ヨガどちらかがいいということではなく、大事なのはバランスです。日常の忙しさや、毎日の目まぐるしく変化する社会などに疲れを感じているときなどは落ち着いて安らぎを取り戻す陰ヨガを取り入れる。寒い日やなにか気分が落ち込んでいる日など身も心も塞ぎ込んでしまうと感じているときは陽ヨガを取り入れる。陰と陽のバランスを整えてあげることが自分の健康を保つうえでもっとも重要なことです。

次に、陰ヨガを行うことで得られる3つの効果を紹介します。

陰ヨガの3つの効果

1.真の柔軟性がつく
誰でも赤ちゃんの時は体が柔らかかったのに、大人になると多くの人が体硬くなってしまいます。原因はいろいろありますが、まずは運動不足があげられます。子供の頃は外で動き回り、いろんな動きをしていましたが、今では仕事で長時間同じ姿勢という方も多いと思います。このように日常生活の体の動きがパターン化され、使わない筋肉や関節が固まってしまうので、体が硬くなってしまいます。また、朝起きたばかりのときは体中の筋肉などの組織に血液が十分に行き渡っておらず、硬い状態です。これらは徐々に動かしていくことで柔軟性を取り戻します。しかし、体のさらなる深層部の関節などは反応しません。陰ヨガはこのような奥深くにある、アプローチしづらい関節などの組織に働きかけるので真の柔軟性が身につきます。

2.リラックス効果が高い
陰ヨガは一つのポーズを数分間深呼吸しながら、キープします。この状態で自分自身に向き合うことでゆっくりと流れる時間を感じることができ、精神統一をし、精神を安らげる効果があります。思いっきり深呼吸するので、たくさんの空気を肺に取り入れることができ、自然に気分が明るくなり、気持ちが落ち着きます。深呼吸は自律神経のバランスを整えるのでストレス解消になり、心の安定をもたらします。また、イライラの解消にもなります。うつ病の人がヨガをすることで、病気が改善されたというケースもあります。

陰ヨガのポーズをとることで、普段は動かさない筋肉が動かされ、血行が促進されます。手足まで血行がよくなり、代謝が上がるので、体にたまった疲れがとれ、リラックスできます。

3.集中力があがる
数分間ポーズをキープしながら深呼吸を繰り返すことで精神統一をし、一点集中、内的集中、意識化を向上させます。ポーズをキープしながら自分と向き合うことで、おのずと心が静まり、心身が研ぎ澄まされます。陰ヨガには様座な呼吸法があり、この呼吸法を実践している際に深い集中力状態に達することがあります。呼吸法は呼吸器を強化し、ホルモン分泌を促し、血液循環機能を高め、脳内の血流も良くなり、集中力の向上にもつながります。

陰ヨガのポーズ

1.バタフライポーズ
陰ヨガは股関節をほぐすことが重要で、まずは股関節周りを広げ、リンパを刺激するバタフライポーズがおすすめです。ヨガマットの上で足の裏を合わせ、両膝を広げて股関節周りをゆっくり開いていきます。股関節が痛くならない楽な位置に置きます。ゆっくりと息を吐きながら、徐々に両手を体から遠くへ伸ばしていきます。手を伸ばしていく時には、なるべくおへそから前に倒れていきます。できるだけ両手を遠くに伸ばした状態で3~5分間、ゆっくりと呼吸を整えながら、キープします。
インドヨガ留学 陰ヨガ バタフライポーズ

2.ドラゴンポーズ
ドラゴンポーズは足の親指から股関節までをストレッチする陰ヨガのポーズです。ヨガマットの上で片方の足を立て、もう片方の足は後ろにまっすぐ伸ばします。両手を膝の上に置き、徐々に重心を前に移動させます。両足が開き、股関節と足が伸びているのを感じながら、リラックスします。これを3~5分間キープします。
インドヨガ留学 陰ヨガ ドラゴンポーズ

3.スワンポーズ
日常の筋肉の動きがパターン化され、継続的に負荷がかかることで、筋膜が周りの筋肉にくっついてしましいます。陰ヨガのスワンポーズはこの筋膜をはがし、下半身のリンパの流れを良くします。四つん這いの姿勢から片方の膝を内側に向けて倒し、倒した方のお尻をマットに置きます。反対の足は後ろに伸ばして、お尻からつま先までが一直線になるようにします。曲げている方のお尻にしっかりと体重を掛けます。息を吸って、骨盤の中心から頭を上に引き上げるように伸ばして、吐く息で肩の力を緩めます。ポーズが整ったら、リラックスして呼吸を繰り返えします。
インドヨガ留学 陰ヨガ スワンポーズ

まとめ

以上いかがだったでしょうか。陰ヨガは日常生活の中で忙しく働いている方や交感神経と自立神経のバランスが崩れてしまい、陰のエネルギーが不足しているときに取り入れましょう。陰ヨガは忙しい日常から、リラックスして心身落ち着いた日常を取り戻すことができます。家でも簡単に実践できるので、ぜひ試してみてください。

RYT取得養成スクール選びで失敗しないためには?|日本とインドのスクール比較

RYTとは

RYT(Registered Yoga Teachers)は1999年9月から、2つの異なる大きなヨガ団体が合併し設立された世界で最も大きく有名なヨガ団体、「全米ヨガアライアンス」が認めるヨガインストラクターの資格です。設立から10年以上経過した今では、世界70か国以上にRYTの資格保有者がいます。

ヨガ留学 RYT logo

RYT200とRYT500とは

この200と500は全米ヨガアライアンスが定めるインストラクター指導養成コースのトレーニング時間数を意味します。RYT500はRYT200の上位資格にあたる位置づけです。

RYT200はヨガインストラクターとして必要最低限の知識、スキルを身につけていることが位置づけられています。RYT200はヨガインストラクターとしての第一歩と言えるでしょう。一方で、RYT500はRYT200よりも300時間多くのトレーニングの受講が必要です。実践的なトレーニングが多く組み込まれており、RYT200の上位資格RYT500を取得するためには、RYT500認定コースの卒業後、最低100時間以上のコーチング経験も積まなくてはなりません。

世界共通でカリキュラムが定められている

RYTの資格を取得することができるスクールには全米ヨガアライアンスから与えられた最低限のプログラムを満たさなければなりません。RYT200の場合、全米ヨガアライアンスが提示している内容は以下のようになっています。

・ヨガ実践スキル 100時間以上
・ヨガ指導技術 25時間以上
・ヨガ解剖学 20時間以上
・ヨガ指導者としてのヨガ哲学、生活習慣、倫理 30時間以上
・実技演習 10時間以上

これらのように条件は決められていますが、内容や流派などはどのスクールで学ぶのかで違います。スクールも国内にとどまらず、海外でのトレーニングも多く行われています。また、短期で集中的に受講するのか、長期取得かの選択肢もありあます。

RYTの取得方法

短期取得か長期取得か

短期取得の場合、毎日をヨガ漬けの生活を過ごしながら、集中的に学ぶことができます。海外に留学する場合は英語を学んだり、海外文化に触れながら学習することも可能です。

長期の場合、仕事を続けながら、予習や復習の時間が取れるので、ゆっくりとヨガを学んでいける人もいれば、集中力に欠け、やる気に波が生じてしますことも考えられます。

自分にあったトレーニングコースを選択することが重要です。

RYT200を日本で取得する

期間:3か月から1年
費用:40~60万(コース費)

日本にはRYTを取得できるスクールが数多くあり、スクールやコースの選択肢も幅広いです。国内スクールの場合、日本にいながら仕事をやめずにスクールに通うことができます。短期での合宿型のプログラムを提供しているスクールもありますが、コース費用のみで40万以上と価格は高めになっています。

RYT200をインドで取得する

期間:1か月
費用:35~45万(コース費、生活費、渡航費込み)

ヨガ発祥のインドでは日本に比べて物価がかなり安いので、生活費をおさえることもでき、渡航費を含めても日本より安くRYTを取得することができます。また、インドの認定スクールはアシュラムと呼ばれる学校に住みながらヨガを学ぶので、1か月という短い期間でRYTを取得することができます。インド人講師から伝統的なヨガを学ぶことができるますし、英語の環境で生活するので、英語が苦手な方には通訳付きのサービスも提供しておりますし、英語も一緒に勉強したいという方にもおすすめです。

ヨガ留学先の比較はをご覧ください。

RYT取得で失敗しないために

ヨガスクールの選択肢は幅広く、RYT取得には大きなコスト(お金、時間・・・)がかかります。失敗しないために、受講する前、トレーニングを通じて何を身に着けたいのか。どこをゴールにトレーニングを受講するのか。目的をはっきりすることが重要なポイントになります。コースを受講する目的は大きく2つあると思います。

・RYTを取得してヨガのインストラクターになる!
・ヨガの知識を深めたい、体系的にヨガを学びたい!

ヨガを学ぶ上で、このような自分の目的とあった学校を選択することがヨガインストラクター資格取得の成功につながります。

まとめ

ヨガインストラクター取得には大きなコストを要し、スクール選びの選択肢も幅広いです。インドでのヨガ留学は短期で集中的に安い費用で、資格を取得できます。自分がスクールRYTを取得しようか迷っている人は受講する前に、自分にあったスクールを見つけましょう。

ヨガの聖地リシュケシで1泊2日の旅行をしてみた

インドの首都ニューデリーから車で8時間ほど北に走った先にある、ガンジス川上流に沿ってある小さな町が「リシュケシ」です。壮大なヒマラヤ山脈のふもとに位置するリシュケシはインドの騒々しい雰囲気とはかけ離れた落ち着きのある静かな街です。インドの中でも人気の観光地のひとつで、日常を離れて心を休めるために、世界中から旅行客が集まります。今回はそんなリシュケシについて紹介します。

リシュケシとは?

リシュケシは日本の軽井沢

ガンジス川の上流に面するリシュケシはインドを旅行する街の中で、多くの人がおすすめする観光地のひとつです。また、世界的に有名なヨガの聖地としても知られており、インド人、外国人問わず、多くの人が心を安めにやってきます。1960年代には、ビートルズもこの地を訪れ、瞑想して多くの曲を作り出したといわれています。

リシュケシはヒンドゥー教の聖地

リシュケシはヒンドゥー教の聖地として、寺院や道場アシュラムなどの宗教施設がたくさんあります。街の北側にある街の北側にあるラクシュマン・ジューラー橋の東岸に13階建のシュリ・トラヤンバクシュワール寺院があります。最上階まで登るとリシュケシの街やガンジス川の源流を眺めることができ、その眺めは絶景です。そのため、旅行客の人気スポットのひとつになっています。

世界的に有名なヨガ発祥の地

リシュケシはヨガの聖地、ヨガの発祥の地として有名です。ヨガ好きの旅行客だけでなく、初心者であっても、リシュケシを訪れ、精神を統一し、己に磨きをかけます。リシュケシにはヨガ道場アシュラムが数多く点在しており、本場のヨガ体験がお勧めです。ヨガレッスンはレベルに合わせて受けることができ、初心者でも安心のコースから上級者むけの本格的なコースまで選べます。予約などをしなくても、飛び込みでヨガのレッスンに参加できる道場もたくさんあります。

私も実際にリシュケシに旅行してきましたので、その様子を紹介します。

リシュケシに小旅行してきた

2017年5月上旬、インドは日本の6月下旬くらい暖かくなっていました。私はインド人の友達、日本人の友達10人くらいで、ニューデリーから車で30分ほど南のグルガオンからマイクロバスをレンタルして、リシュケシに向かいました。夜の22時ごろに出発して、翌朝7時くらいには着くだろうという予想でした。夜中は寝て、起きたらリシュケシについてればいいなと思っていましたが、車の中ではビールを飲みながら、音楽に乗って、修学旅行のバスのようにはしゃいでいたのと、ガタガタの道路で上下にシェイクしていたので全く眠れませんでした。(笑) そのうえ、途中でマイクロバスのブレーキが故障し、修理業者を2時間待って、やっと直って再出発!途中、朝ごはんや昼ごはんを挟んで、やっと今晩宿泊する宿(キャンプ場)に到着したときは15時でした。笑 
ヨガ留学リシュケシュ1

デリーからリシュケシまでは途中のハリドワールまで列車で行き、そこから乗り継ぎの列車に乗る、もしくは、バスやタクシーで行くことを強くお勧めします!

リシュケシでのアクティビティ

リシュケシの街に入って、宿にたどり着くまでに、20分ほどガンジス川沿いを走りました。川を見下ろすと、ラフティングをする旅行客でいっぱいでした。リシュケシはヨガの聖地、ヒンドゥー教の聖地として知られているだけでなく、暖かくなると、ラフティング、カヤック&ボート、バンジージャンプ、バイクをレンタルしてツーリング、ハイキング&キャンピングツアーなどのアクティビティもかなり充実しています。

私達も、午前中には宿に到着した後、午後からハイキングを行う予定でしたが、予想以上に到着時間が遅くなってしまったので、リシュケシの街中を観光することにしました。また、今回はグループでの旅行だったので、残念ながらヨガの体験をすることはできませんでした。

次の日にラフティングをやりました。ラフティングは日本でもできますが、インドのラフティングは一味違います。ボートから川へ飛び込むのは当たり前で、他の旅行客のボートをひっくり返したり、自分のボートに置いて行かれたのか、浮遊しているほかのボートの人が途中から自分のボートの船員になたったり。私も激流の中で勢いのあまりにボートから投げ出されたときは死ぬかもと思いました。笑

ヨガ留学リシュケシュ2

リシュケシの街とは

街中を歩いていると、インド中からやってきたたくさんの巡礼者やサドュー(修行者)の姿が目立ちます。そして、ヨーロッパやアメリカからも多くのヨギーが集まるこの街では、カフェ文化が発展していて、おしゃれなカフェがたくさんありました。また、観光客もたくさん集まるため、お土産屋さんもたくさんありました。

やはりヨガの街だった

とはいっても、やっぱり街中にはさまざまなヨガ道場アシュラムや寺院、ヨガスクールのチラシがあり、やはりヨガの街だなと実感しました。また、ヨガ好きが集まる街であり、ヒンドゥー教の聖地であることから、街全体がベジタリアンであり、スーパーにもオーガニックな商品が並んでいて、健康に良さそうなものが並んでいました。

まとめ

今回はヨガの聖地、ヒンドゥー教の聖地として旅行客に人気のリシュケシュについて紹介しました。リシュケシュはヨガだけでなく、カフェやアクティビティも充実しています。街全体がベジタリアンなので、ヨガをしながら、食事も健康的に生活できます。みなさんも日常の忙しい生活から離れて、穏やかな雰囲気、ガンジス川に心癒されるリシュケシュで自分のスタイルにあったヨガコースを見つけ、一緒に自分に磨きをかけてみませんか。

ヨガを深めたい人のためのヨガ哲学と思想入門

本記事ではヨガを学ぶ上で欠かせないヨガ哲学・思想について紹介していきます。日本でも現在、エクサザイズとして大流行のヨガ。多くの人が筋力のUPやダイエット、リラクゼーションの効果が得たいがためにヨガを行います。しかしヨガをしている最中、何気なく瞑想や呼吸をしている方も少なくないはず。ヨガには4500年の歴史があります。

その歴史を紐解いてみると宇宙の話や、世界観、宗教観、インド哲学、東洋医学、心の科学など様々な分野がヨガに関連していることがわかります。実はヨガは皆さんが思っているよりもっと奥深いものかもしれません。ここではヨガ哲学・思想の基本的な部分に触れていますが、これらをりかいすることで日々のヨガライフをより充実したものにできるでしょう。

ヨガ哲学とは

ヨガ思想 瞑想

哲学を学ぶ前に知っておきたいインドの思想

ヨガ哲学を知る前にまずインド思想のことを知る必要があります。なぜならインドの思想には多くの哲学の流派があり、ヨガの思想もその一つだからです。まずインド思想のどの学派も概ね「解脱」を目標としています。

インドは基本的に輪廻転生を信じる国なので「また生まれてきてこんなしんどい思いをするのはまっぴらごめんだ。」といったような考えがあります。広い意味で解釈するとストレス解消も解脱への道の一部であり、ヨガ哲学ではただ解消するだけではなくストレスを感じる心まで科学的に追求していきます。

真の自分を見つけるヨガ哲学

では、ヨガ哲学とは一体なんなのでしょうか。一般的にヨガ哲学は「ヨーガ・スートラ」を聖典としています。その著者であるパタンジャリの教えに従って学び、その後ハタヨガなどの教典を学んでいくスタイルが主流のようです。ヨガの根本経典には、「ヨガとは心の働きを止めることだ。」と記され、そのときに「真の自分」だけが残ると伝えられています。

つまり瞑想をしていると、自分の意思に関係なく雑念や思考が湧いてきます。これが「心の働き」です。そのまま瞑想を続けていくと思考が止まっているときが出てき始めます。この思考と思考の間の何も考えていない瞬間こそが、「真の自分」であるとヨガ哲学は伝えています。

それではヨガ哲学を深めるにはどのようなことをすれば良いのでしょうか?

ヨガ哲学の理解深める瞑想と効果

瞑想が本当のヨガ?

ほとんどのヨガ初心者はヨガのメインはアーサナ(つまりヨガのポーズ)であると思われがちですが、ヨガ哲学の観点から見るとそれは大きな間違いです。ヨガをエクササイズだけでない幅まで広げるとアーサナは瞑想に入るための準備段階に設定されています。実はヨガのメインは瞑想をすることです。ではなぜ瞑想をするためにアーサナをする必要があるのか。

瞑想というと、座禅を組み目を閉じて精神を集中させて雑念のない状態を作り出すというイメージがあります。その「無」の境地の中でさえも、あらゆるものと調和している状態を作り出すのが瞑想でありヨガの目指すべき境地です。

そこでヨガの行者たちは姿勢に注目しました。体のどこかに力を入れると気持ちにも力みが現れ、気持ちがたるめば背筋が丸くなるというように、人と体が連結しており姿勢をコントロールすれば心もコントロールすることができると考えました。これがヨガという言葉の意味の「つなぐ」の由来です。

ヨガの瞑想を取り入れた生活については次の記事を参考にして下さい。

参考記事
ヨガの瞑想を取り入れた生活のすすめ

ヨガ哲学と瞑想で自分と向き合う

ヨガ哲学を学ぶことにより、心に余裕が生まれてくることを実感できます。ヨガの思想の教えには「自分の思考を観る」という概念があり、自己を見つめなおすというよりは自分の思考を客観的に観ていくといった感じです。このような教えの実践により普段は気付かない自分の「心の癖」を発見することができ自分と思考との間にスペースが生まれていくことを感じることができます。

それではヨガ哲学や思想を学ぶにはどうすればいいのでしょうか。

もっとヨガ哲学と思想を学ぶには

おすすめヨガ哲学・思想の本

まずは自分のペースでゆっくりとヨガ哲学と思想について理解を深めたいという方には、この本をオススメします。

インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)
インテグレラルヨガ

数あるヨガ哲学・思想の書籍の中で最も深く、そして初心者にも理解しやすい内容になっています。1600年ほど前にインド人のパタンジャリが編集したヨガスートラをもとにヨガ哲学を解説しており、ヨガに興味がある人だけでなく、人生や行動の指針になる教えを得ることができるでしょう。

インド人から哲学を学ぶヨガ留学

インドヨガ留学では、毎日ヨガ哲学を学ぶ授業があります。ヨガを極めたインド人ヨガ講師がインドの思想やヨガ哲学を順序立てて具体的に教えてくれるので、書籍とは違う学びがあります。インド人ヨガ講師はヒンドゥー教を信仰しており、ヨガ哲学とヒンドゥー教の思想は結びつきが強いため、彼らの教えは説得力が高いのです。

また1日のスケジュールの中には瞑想の実践レッスンも組み込まれています。聖なるガンジス川と向き合って自分と向き合い、他者と向き合う時間はインドならでは時間と言えるでしょう。瞑想が非常に重要視されるインドヨガを経験すると、より深くまでヨガを理解することができるので大変人気のある授業になっています。

このヨガ哲学や瞑想を学ぶためにヨーロッパやアメリカから多くのヨギーニがインドに集まります。日本人のヨガ留学生たちは口を揃えて「インドで学んだヨガ哲学が深すぎて今までの学んできたものが薄っぺらいものだったと痛感した」と言います。それほどヨガの本質に近くまで哲学と思想を学べるのです。

まとめ

今回はヨガ哲学と思想の紹介にすぎません。もしヨガの思想や宗教観などエクササイズ以外の分野にも興味を持ち、勉強し始めるとさらにヨガは奥深いということを知ることになります。ヨガ哲学と思想は日本語の感覚で理解することが多少難しく、数学的な脳みその使いどころが多いので理解をより深めることが困難と感じることもあるかもしれませんが、ヨガの教えは哲学もアーサナと同様に数をこなしていく必要があります。ヨガは運動なのではなく「人生の生き方」です。この記事をきっかけにヨガをエクササイズの幅を超えてさらに奥深くまでヨガの本質に触れられる方がいれば幸いです。